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*&ruby(かもふごじゅう){【Ka-50】}; [#d1a1716d]
Kamov Ka-50.~
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ロシアの[[カモフ]]設計局が[[Mi-24]]の後継機として開発した[[攻撃ヘリコプター]]。~
[[NATOコード]]は&ruby(ホーカム){Hokum};。[[愛称]]は「チョールナヤ・アクーラ((Чёрная акула：ロシア語で黒い鮫（Black Shark）と言う意味。))」。~
実戦試験として、チェチェン紛争において8機が投入された。~
[[NATOコード]]は"&ruby(ホーカム){Hokum};"。[[愛称]]は「チョールナヤ・アクーラ((Чёрная акула：ロシア語で黒い鮫（Black Shark）の意。))」。~
1982年7月に[[初飛行]]し、実戦試験として、チェチェン紛争において8機が投入された。~
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前作の[[Mi-24]]とは違って完全な[[攻撃ヘリコプター]]として設計されたため、兵員輸送能力を持たない。~
[[コックピット]]は大幅に自動化され、[[攻撃ヘリコプター]]としては世界初の単座型を実現した。~
また、アフガニスタンでの戦訓からメインローターは[[二重反転ローター]]を採用し、機体側面には多数のメンテナンスハッチを設け、局地戦での整備を容易にしている。~
[[メインローター]]は[[二重反転ローター]]を採用し、[[コックピット]]は大幅に自動化され、[[攻撃ヘリコプター]]としては世界初の単座型を実現した((しかし、複座機に慣れ親しんできた運用側には不安感を与えてしまう結果となり、商業的に失敗する要因にもなってしまった。))。~
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防御面では、機体各部に[[スチール>鉄]]装甲と複合材が使用され、[[NATO>北大西洋条約機構]]諸国軍が持つ12.7mm[[重機関銃]]の[[徹甲弾]]に耐えられる強度を持つ他、[[風防]]・[[キャノピー]]の防弾ガラスにも上記と同等の耐久性を備える。~
操縦席周辺は複合材とセラミック防弾板による二重の防弾鋼板で囲まれ、100mの距離で23mm機関砲に耐えられる強度を持ち、[[パイロット>エビエーター]]の生存性を高めている。~
また、万が一の場合にも[[射出座席]]によって迅速な[[ベイルアウト]]を可能とする。
また、アフガニスタンでの[[戦訓>バトルプルーフ]]から、機体各部に[[スチール>鉄]][[装甲]]と複合材が使用され、[[NATO>北大西洋条約機構]]諸国軍が持つ12.7mm[[重機関銃]]の[[徹甲弾]]に耐えられる強度を持つ他、[[風防]]・[[キャノピー]]の防弾ガラスにも上記と同等の耐久性を備える。~
[[操縦席>コックピット]]周辺は複合材とセラミック防弾板による二重の[[防弾鋼板>鉄]]で囲まれ、100mの距離で23mm機関砲弾に耐えられる強度を持ち、[[パイロット>エビエーター]]の生存性を高めている。~
機体側面には多数のメンテナンスハッチを設け、局地戦での整備を容易にしている。~
また、[[射出座席]]を装備し、万が一の場合にも迅速な[[ベイルアウト]]を可能とする。
**スペックデータ [#e59f7630]
|タイプ|CENTER:Ka-50|CENTER:Ka-52|
|乗員|CENTER:1名|CENTER:2名|
|[[主回転翼>メインローター]]直径|>|CENTER:14.5m|
|全長|>|CENTER:16.0m|
|全高|>|CENTER:4.93m|
|ローター回転面積|>|CENTER:165.1��|
|通常離陸重量|>|CENTER:9,800kg|
|最大離陸重量|CENTER:10,800kg|CENTER:10,400kg|
|最大兵装搭載量|>|CENTER:3,000kg|
|[[エンジン]]|>|CENTER:[[ターボシャフト]]×2基|
|~|CENTER:クリモフ [[TV3-117VMA>TV3-117]]&br;（出力1,633kW）|CENTER:クリモフ [[TV3-117VMA-SB3>TV3-117]]&br;（出力1,838kW）|
|最大速度|>|CENTER:167kt|
|海面[[上昇率]]|CENTER:-|CENTER:480m/min|
|垂直上昇率|CENTER:600m/min（高度2,500m）|CENTER:-|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|>|CENTER:5,500m|
|[[ホバリング]]高度限界&br;（OGE）|CENTER:4,000m|CENTER:3,600m|
|[[航続距離]]|CENTER:1,200km（フェリー時）|CENTER:270nm|
|[[戦闘行動半径]]|CENTER:135nm|CENTER:-|
|固定武装|>|CENTER:2A42 30mm[[機関砲]]×1門（弾数470発（AP弾240発+[[HE>榴弾]]弾230発））|
|兵装|>|CENTER:下記兵装を最大2,000kgまで搭載可能。|
|[[対戦車ミサイル]]|>|CENTER:9K121「ヴィキール」（AT-16「スカリオン」）（最大12発）&br;9M120（AT-12「スウィンガー」）|
|[[空対空ミサイル]]|>|CENTER:[[9M39「イグラ-1V」>SA-18]]（最大4発）&br;[[R-60>AA-8]]（最大4発）&br;[[R-73>AA-11]]（最大4発）|
|[[対レーダーミサイル]]|>|CENTER:Kh-25P|
|[[ロケット弾]]|>|CENTER:B-8V20Aロケット弾ポッド（[[S-8]][[ロケット弾]]20発×最大4基）&br;B-13L1ロケット弾ポッド（[[S-13]][[ロケット弾]]10発×最大2基）|
|[[機関砲]]|>|CENTER:UPK-23-250 2連装23mmガンポッド×2基（弾数940発）|
|[[ミサイル]]類|>|CENTER:APU-6 ミサイルラック×2基に以下のミサイルを搭載可能&br;9K121「ヴィキール」（AT-16「スカリオン」）[[対戦車ミサイル]]（最大12発）&br;9M120（AT-12「スウィンガー」）対戦車ミサイル&br;[[R-73>AA-11]]（最大4発）&br;[[9M39「イグラ-1V」>SA-18]][[空対空ミサイル]]（最大4発）&br;Kh-25P[[対レーダーミサイル]]|
|[[ロケット弾]]|>|CENTER:B-8V20Aロケット弾ポッド×最大4基（[[S-8]][[ロケット弾]]20発）&br;B-13L1ロケット弾ポッド×最大2基（[[S-13]][[ロケット弾]]10発）|
|[[機関砲]]|>|CENTER:UPK-23-250 2連装23mm[[ガンポッド]]×2基（弾数940発）|
|[[爆弾]]|>|CENTER:FAB-500 500kg爆弾（最大4発）|
|その他|>|CENTER:500リットル[[増槽]]（最大4発）|
|その他|>|CENTER:500L（130US gal）[[増槽]]&br;2ヶ所の翼端対抗手段[[ポッド]]にUV-26ディスペンサー×4基&br;（[[チャフ]]/[[フレア]]カートリッジ×各32個）|
**派生型 [#ue36e606]
-V-80：~
プロトタイプ。~
~
-Ka-50：~
基本型。~
~
-Ka-50N：~
単座夜間攻撃ヘリコプター型。~
~
-Ka-50Sh：~
単座夜間攻撃機型。~
非公式[[愛称]]は「ノチュノーイ・オホートニク((Ночной охотник：ロシア語で「夜の狩人（Night hunter）」と言う意味。))」。~
~
-Ka-50-2「エルドガン」：~
[[NATO>北大西洋条約機構]]向けに開発された複座型。~
[[AH-1]]と同様、[[タンデム]]（縦列配置）式操縦席を採用している。~
トルコの次期主力攻撃ヘリコプター選定の候補として挙げられたが、結局[[AH-1Z>AH-1]]に敗れた。~
トルコの次期主力[[攻撃ヘリコプター]]選定の候補として挙げられたが、結局[[AH-1Z>AH-1]]に敗れた。~
~
-Ka-52：~
Ka-50の複座偵察攻撃ヘリコプター型。~
Ka-50の複座[[偵察]]攻撃ヘリコプター型。~
[[愛称]]は「アリガートル((Аллигатор：ロシア語で鰐（Alligator）という意味。))」。[[NATOコード]]はホーカムB。~
夜間攻撃用に「サムシート((самшит：ロシア語で柘（つげ）の意味。))-50BM-1」温度探知システムが搭載され、レーザー誘導ミサイルによる攻撃力の向上が図られている。~
夜間攻撃用に「サムシート((самшит：ロシア語で柘（つげ）の意味。))-50BM-1」温度探知システムが搭載され、[[レーザー]]誘導ミサイルによる攻撃力の向上が図られている。~
~
--Ka-52K「カトレン((Катран：ロシア語でアブラツノザメの意。))」：~
ロシア海軍向け。~
対腐食・塩害性対策、ローターと翼の折り畳み機能の導入、不時着水時の乗員生存システム、海上での緊急着水システムなどが盛り込まれている。~
また、[[ジュークA>ジューク]]をベースに小型化した新型[[フェイズドアレイレーダー]]を搭載し、[[Kh-31>AS-17]]と[[Kh-35>AS-20]][[空対艦ミサイル]]の運用能力の付加も予定されている。~
ロシア[[海軍]]向け。~
対腐食・塩害性対策、ローターと翼の折り畳み機能の導入、[[不時着水>ダイバート]]時の乗員生存システム、海上での緊急着水システムなどが盛り込まれている。~
また、[[ジュークAE>ジューク]]をベースに小型化した新型[[フェイズドアレイレーダー]]を搭載し、[[Kh-31>AS-17]]と[[Kh-35>AS-20]][[空対艦ミサイル]]の運用能力の付加も予定されている。~
~
--Ka-54：~
Ka-52から開発された[[タンデム]]複座式の派生型。~
操縦席周辺の防御力の強化が図られている。~
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