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*&ruby(でぃーえいちしーはち){【DHC-8】}; [#uac8d562]
De Havilland Canada/Bombardier DHC-8（Dash 8）. ~
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カナダのデ・ハビランド・カナダ社が1980年代に開発・生産した[[双発>双発機]][[ターボプロップ]][[旅客機]]。~
[[四発機>多発機]]だった前作のDHC-7を[[エンジン]]出力強化・双発化したもので、短距離・小需要路線向けの機体として開発された。~
[[四発機>多発機]]だった前作の[[DHC-7]]を[[エンジン]]出力強化・双発化したもので、[[短距離・小需要路線向けの機体>リージョナルジェット]]として開発された。~
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当初はデ・ハビランド・カナダ社が生産・販売していたが、その後の[[航空業界再編]]で[[ボンバルディア]]に買収されたため、商品名が「ダッシュ8」と替わっている。~
当初はデ・ハビランド・カナダ社が生産・販売していたが、その後の[[航空業界再編]]で[[ボンバルディア]]に買収された((さらにその後、2018年に本機の生産・ユーザーサポート・[[型式証明]]・知的財産権の一切が「バイキング・エア」社に売却されている。))ため、商品名が「ダッシュ8」と替わっている。~
また、1996年以降の生産分からは初期型よりも低騒音・低振動なモデルに替わったため「Qシリーズ」と再び変更され、これまでに800機以上が生産されている。~
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コミューター路線や[[LCC>格安航空会社]]向けに多く販売されている他、カナダ軍（CC-142/CT-142）や[[アメリカ空軍]]（E-9）などでも[[軍用機]]として用いられている。~
コミューター路線や[[LCC>格安航空会社]]向けに多く販売されている他、カナダ軍（CC-142/CT-142）や[[アメリカ空軍]]（E-9/C-147A）/[[陸軍>アメリカ陸軍]]（RO-6）などでも[[軍用機]]として用いられている。~
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日本では、-100/-200型がコミューター路線の大型化に伴って1990年代後半から用いられ、2000年代以降は[[YS-11]]の後継としてQ300/Q400が用いられている。~
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>現在は[[全日本空輸]]の子会社「[[ANAウイングス]]」、[[日本航空]]グループの「[[琉球エアーコミューター]]」、及び[[オリエンタルエアブリッジ]]で合計30機が運用されている。~
この他、[[海上保安庁]]でも[[捜索救難機>救難機]]として9機が運用されている。
**スペックデータ [#ucbe279a]
|タイプ|CENTER:Q200|CENTER:Q300|CENTER:Q400NextGen|
|乗員数|>|CENTER:3名|CENTER:2〜5名|
|乗員数|>|CENTER:3名(([[機長]]・[[副操縦士>副機長]]・[[客室乗務員>フライトアテンダント]]。))|CENTER:2〜5名|
|座席数|CENTER:37〜39席&br;37席（1クラス）|CENTER:50〜56席&br;50席（1クラス）|CENTER:68〜78席&br;70席（1クラス）|
|[[ペイロード]]|CENTER:4,213kg|CENTER:6,126kg|CENTER:8,670kg|
|全長|CENTER:22.3m|CENTER:25.7m|CENTER:32.84m|
|全高|>|CENTER:7.49m|CENTER:8.34m|
|全幅|CENTER:25.9m|CENTER:27.4m|CENTER:28.42m|
|翼面積|CENTER:54.3��|CENTER:56.2��|CENTER:63.08��|
|[[キャビン]]全長|CENTER:9.1m|CENTER:12.6m|CENTER:18.80m|
|キャビン床面積|CENTER:23.6��|CENTER:30.6��|CENTER:43.60��|
|最大[[離陸]]重量|CENTER:16,466kg|CENTER:19,505kg|CENTER:29,257kg|
|最大[[着陸]]重量|CENTER:15,649kg|CENTER:19,051kg|CENTER:28,009kg|
|[[エンジン]]|>|>|CENTER:[[ターボプロップ]]×2基|
|~|CENTER:[[P&WC>プラット＆ホイットニー]] PW123C/D&br;（2,150shp）|CENTER:P&WC PW123B&br;（2,500shp）|CENTER:P&WC PW150A&br;（5,071shp）|
|最大巡航速度|CENTER:[[M>マッハ]]0.44（537km/h）|CENTER:M0.43（528km/h）|CENTER:M0.54（667km/h）|
|最大[[航続距離]]|CENTER:1,713km|CENTER:1,558km|CENTER:2,522km|
**バリエーション [#o3603d5a]
-100シリーズ：~
1984年に運用が開始された原型の37-40座席バージョン。~
1984年に運用が開始された原型の37〜40座席バージョン。~
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--DHC-8-101：~
1984年製モデル。~
[[エンジン]]はPW120またはPW120Aを搭載し、最大離陸重量は15,000kgとなっている。~
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--DHC-8-102：~
1986年製モデル。~
エンジンはPW120AまたはPW121を搭載し、最大離陸重量は15,650kgとなっている。~
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--DHC-8-102A：~
1990年製モデル。~
エンジンはPW120Aを搭載し、ヒース・テクナの内装を変更した。~
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--DHC-8-103：~
1987年製モデル。~
エンジンはPW121を搭載し、最大離陸重量は15,600kgとなっている（15,900kgへと変更可能）。~
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--DHC-8-106：~
1992年製モデル。~
エンジンはPW121を搭載し、最大離陸重量は16,450kgとなっている。~
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--DHC-8-100PF：~
Voyageur Aviation社が貨物機に改造した型。貨物容量は4,536kgとなっている。~
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--DHC-8M-100：~
カナダ運輸省が運用する海洋汚染監視機型。~
MSS 6000監視システムを搭載。~
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-200シリーズ：~
シリーズ100に[[P&WC>プラット＆ホイットニー]]製PW123（2,100軸馬力）エンジンを搭載したバージョン。~
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--DHC-8-201：~
1995年製モデル。エンジンはPW123Cを搭載。~
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--DHC-8-202：~
1995年製モデル。エンジンはPW123Dを搭載。~
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--Q200：~
200シリーズにNVSシステムを導入した型。~
200シリーズにANVS((Active Noise and Vibration Suppression.))システムを導入した型。~
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-300シリーズ：~
1989年に運用が開始された50-56座席バージョン。~
1989年に運用が開始された50〜56座席バージョン。~
200の胴体を3.4m延長している。~
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--DHC-8-301：~
1989年製モデル。エンジンはPW123を搭載。~
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--DHC-8-311：~
1990年製モデル。~
エンジンはPW123Aを搭載し、ヒース・テクナの内装を変更した。~
また、[[テイルストライク]]を防ぐために[[ランディングギア]]のデザインが変更されている。~
~
--DHC-8-314：~
1992年製モデル。エンジンはPW123Bを搭載。~
~
--DHC-8-315：~
1995年製モデル。エンジンはPW123Eを搭載。~
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--DHC-8-300A：~
[[ペイロード]]を増加させたモデル。~
~
--DHC-8-300 MSA：~
海洋監視機型。~
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--Q300：~
300シリーズにNVSシステムを導入した型。~
300シリーズにANVSシステムを導入した型。~
~
-シリーズ400（Qシリーズ）：~
DHC-8を基にボンバルディア・エアロスペースが改良および生産した派生型。~
吸音素材やNVS（Noise and Vibration Suppression）システムの導入、反響を抑えるための構造の改善などを行い、静粛性を向上させている。~
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--DHC-8-400：~
最大68席のモデル。~
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--DHC-8-401：~
最大70席のモデル。~
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--DHC-8-402：~
最大78席のモデル。~
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--Q400：~
胴体を延長した最大70-78席のモデル。~
胴体を延長した最大70〜78席のモデル。ANVSシステムも導入されている。~
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--Q400NextGen：~
次世代モデル。~
次世代モデル。燃料とメンテナンスコストの削減を実現している。~
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--Q400-MR：~
消防機型。~
--Q400-MR（Q400AT）：~
消防機型。9,800Lの水または消火剤を搭載できる。~
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--DHC-8 MPA-D8：~
洋上哨戒機型。~
[[洋上哨戒機>哨戒機]]型。~
~
--DHC-8-402PF：~
貨物機型。~
[[貨物機]]型。~
~
--Q400CC：~
コンビ型。~
座席数50席、3,720kgまでの貨物を搭載可能。~
~
-軍用
--CC-142：~
カナダ空軍向け輸送機型。~
欧州のカナダ軍向け[[輸送機]]型。~
~
--CT-142：~
カナダ空軍向け航法訓練機型。~
カナダ[[空軍]]向け[[航法訓練機>練習機]]型。~
~
--E-9A「ウィジェット」：~
[[アメリカ空軍]]がメキシコ湾の実弾射撃空域での海上監視およびテレメトリー/[[UHF]]無線中継プラットフォームとして使用する機体。~
[[アメリカ空軍]]の訓練支援機型。100シリーズがベース。~
メキシコ湾の実弾射撃空域での海上監視およびテレメトリー/[[UHF]]無線中継[[プラットフォーム]]として使用する。~
AN/APS-143(V)-1海洋監視[[レーダー]]を搭載。~
フロリダ州のティンダル空軍基地の第82航空標的飛行隊（82ATRS）に配備されている。~
フロリダ州ティンダル空軍基地の第82航空標的飛行隊（82ATRS）に配備されている。~
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--RO-6A：~
[[アメリカ陸軍]]向け[[偵察機]]。DHC-8-315がベース。~
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--C-147A：~
[[アメリカ空軍]]が採用した[[輸送機]]型。DHC-8-315がベース。~
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