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*&ruby(りくじょうじえいたいとくしゅさくせんぐん){【陸上自衛隊特殊作戦群】}; [#t298f4b1]
|>|概要|
|創設|2004年（平成16年）3月29日|
|所属国|日本国|
|部隊編制単位|群|
|兵種、任務、特性|[[特殊作戦]]|
|上級部隊|[[陸上総隊]]((創設日から2007年3月27日までは防衛大臣直轄の部隊として、2007年3月28日から2018年3月26日までは[[中央即応集団]]隷下の部隊として活動していた。))|
|所在地|習志野駐屯地（千葉県船橋市）((同所には[[第1空挺団]]も所在。))|
JGSDF Special Forces Group(SFGp)~
~
千葉県習志野市の習志野駐屯地に駐屯している[[陸上自衛隊]][[中央即応集団]]の隷下[[部隊]]。~
[[陸上自衛隊]]で唯一、正式に[[特殊部隊]]である事を明言された[[部隊]]である。~
[[陸上自衛隊]]・[[陸上総隊]]の隷下に属する[[特殊部隊>特殊部隊（軍事）]]（軍事SOF）。略称は''「特戦群」''。~
[[陸上自衛隊]]で唯一、正式に[[特殊部隊>特殊部隊（軍事）]]である事を明言された[[部隊]]である(([[第1空挺団]]や[[冬季戦技教育隊]]など、「[[特殊部隊>特殊部隊（軍事）]]的な役割を担う」とされた部隊はいくつか存在していたが、[[特殊部隊>特殊部隊（軍事）]]であることを明言されたのは本部隊のみである。))。~
~
現時点における主要任務は対[[テロリズム]]及び対[[ゲリラ]]作戦である、とされる。~
将来的には他国での偵察・[[特殊作戦]]・情報戦など多様な任務に対応する世界水準の特殊部隊を目指しているという。~
本隊の現時点における主要任務は「対[[テロリズム]]及び対[[ゲリラ]][[コマンド>特殊部隊（軍事）]]作戦」とされている。~
将来的には、他国での[[偵察]]・[[特殊作戦]]・情報戦など、多様な任務に対応しうる世界水準の特殊部隊を目指しているという。~
~
隊員は[[戦闘員]]が約200名、後方支援隊員は100名とされる。~
編成・装備・訓練は[[グリーンベレー>アメリカ陸軍特殊部隊群]]や[[デルタフォース>第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊]]を手本としている。~
制度研究・実験的側面が強く、自費で他国の[[民間軍事会社]]に研修に出向く隊員も多いという。~
発足当時の幕僚長によると、様々な専門技能の習得などに時間がかかるため実戦投入可能になるには10年から15年はかかるとされており、速くても2014年以降まで養成は続くと思われる。
人員は約300名。このうち実戦要員が約200名で、残りの約100名は群本部で人事や経理の業務に携わったり、[[後方支援>兵站]]の実施、訓練生に対する教官役を務めると言われている。~
編成・装備・訓練は[[アメリカ陸軍]]の「[[グリーンベレー>アメリカ陸軍特殊部隊群]]」や「[[デルタフォース>第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊]]」を手本としているというが、現時点では制度研究・実験的側面が強く、自費で他国の[[民間軍事会社]]に研修に出向く隊員も多いという。~
>発足当時の[[陸上幕僚長>将（自衛官）]]の言によると~
「様々な専門技能の習得などに時間がかかるため、実戦投入可能になるには10年から15年はかかる」~
と言われていた。
**秘匿性 [#cf49450a]
この部隊は他の[[陸上自衛隊]]における他の[[特殊部隊]]と比べても非常に秘匿性が高い。~
想定される任務・訓練の詳細、保有する装備などは一切公表されておらず、式典などに参加しても一部の幹部を除いて顔をパラグラパで隠している。~
この部隊は、[[陸上自衛隊]]において「[[特殊部隊>特殊部隊（軍事）]]」とされている他の部隊と比べても非常に秘匿性が高い。~
想定される任務や訓練の詳細、保有する装備などは一切公表されておらず、式典などに参加することがあっても、一部の[[幹部>士官]]を除いて顔をバラクラバで隠している。~
個々の隊員も厳格な防諜を行っており、家族に所属部隊名を言うだけでも守秘義務違反となる。~
その隊舎（と推定される）は部隊名を掲げず、扉も完全オートロックで、同じ駐屯地の[[部隊]]からも「よくわからない」と言われている。
その隊舎（と推定される建物）には部隊名も掲げられず、扉も完全オートロックで、同じ駐屯地に所在する他の[[部隊]]の隊員からも「よくわからない」と言われている。~
>ただし、これは「自衛隊の部隊としては秘密が多い」という事である。~
一般的に「[[特殊部隊]]」とされる部隊の隊員は、敵対勢力による[[報復]]の回避や任務に関わる機密保持(([[軍事特殊部隊>特殊部隊（軍事）]]は[[戦闘員]]と[[スパイ]]の境界線に属する[[特殊作戦]]を扱うし、[[警察特殊部隊>特殊部隊（警察）]]は一般的な警察官の規範をあえて逸脱した行動を行うため。))のため、その身分や顔を隠すことは珍しくない。
しかし2022年（令和4年）8月に、オーストラリア[[陸軍]]の「第2[[コマンド>特殊部隊（軍事）]][[連隊]]」と合同訓練を行ったことが、特戦群隊員の人物写真と共に同国国防省の公式ウェブサイトにて掲載され((現在は削除されている。))、10月には陸上自衛隊が史上初となる特殊作戦群の訓練に関する公式発表を行った。~
2023年3月には、[[米陸軍特殊作戦コマンド>アメリカ特殊作戦陸軍]]との実働訓練の動画が、陸上自衛隊の公式ウェブサイトや、Youtube、各種SNS上にて公表されている。
