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*&ruby(とりにんげんこんてすと){【鳥人間コンテスト】}; [#y597c1d6]
JAPAN INTERNATIONAL BIRDMAN RALLY.~
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例年7月、滋賀県彦根市の琵琶湖畔で開催されている[[航空競技会>エアレース]]。~
正式名称「鳥人間コンテスト選手権大会」。~
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主催は大阪の地上波テレビ局「読売テレビ放送(ytv)」。~
日本テレビ放送網系列のテレビ局で放映する事を前提として開催される。~
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競技種目は[[滑空機]]および人力[[飛行機]]のみで、参加者による自作も含めての競技。~
航空関連企業の参加は募っておらず、学生や趣味人の文化的活動を発表する場としての色彩が強い。~
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元々は1970年代後半、読売テレビのスポーツアトラクション番組「びっくり日本新記録」の企画として始まった。~
最初は1977年夏に番組内の企画としてハンググライダー競技を開催し、これが通例化・大規模化していった。

>最初は滋賀県近江八幡市の水泳場で開催されたが、1980年から現在の彦根市へ会場が移っている。

当初はグライダー競技だったが、現在では人力駆動に限ってプロペラ機も解禁されている。~
当初は[[グライダー>滑空機]]の競技だったが、現在では人力駆動に限って[[プロペラ]]機も解禁されている。~
人力プロペラ機も参加者の自作でなければならず、市販の自転車を駆動系として転用した機体が多い。~
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2017年には日本航空協会から航空事業・航空スポーツへの貢献を称えて「航空特別賞」が授与された。~
2017年には日本航空協会から[[航空]]事業・[[航空]]スポーツへの貢献を称えて「航空特別賞」が授与された。~
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鳥人間コンテスト選手権大会公式webサイト~
http://www.ytv.co.jp/birdman/index.html
https://www.ytv.co.jp/birdman/index.html

**現在の競技種目 [#f4371894]
湖畔の水泳場に高台が設置され、そこから一機ずつ[[離陸]]して競技を行う。~
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現在、同大会では以下に示す種目の競技が行われている。(2021年大会現在)
現在、同大会では以下に示す種目の競技が行われている。(2022年大会現在)

-滑空機部門~
-人力プロペラ機部門
-[[滑空機]]部門~
-人力[[プロペラ]]機部門
--ディスタンス部門~
発進から着水までの飛行距離を競う。~
現在は2箇所のチェックポイントが設定されているため、最長60kmのビッグフライトが期待される。~
>>2003年以前は折り返し地点が設定されていなかった(そこまで長距離に到達するのは想定外)。~
このため、2003年度に琵琶湖無着陸横断が可能な機体が登場した際にトラブルが生じている。
[[発進>離陸]]から[[着水>着陸]]までの飛行距離を競う。~
現在は2箇所の折り返し地点(チェックポイント)が設定されているため、最長60kmのビッグフライトが期待される。~
>>2003年以前は折り返し地点が設定されていなかった(そこまで長距離に到達するのは想定外だった)。~
このため、2003年度に琵琶湖無[[着陸]]横断が可能な機体が登場した際にトラブルが生じている。

--タイムトライアル部門~
2006年の大会から新設されたもので、所定コース(往復1km)の飛行時間を競う。

なお、かつての大会では以下の種目も行われていた。

-コミックエントリー部門~
飛行距離は不問で、機体の外形や飛び方などの「面白さ」を競うもの。~
1979年〜1987年まで(1987年大会では中止)。
-女性パイロット(レディース)部門~
一般のランキングとは別個に、女性パイロットが操縦する機体同士で順位を競うもの。~
1986年〜1990年及び1995年〜1996年まで。
-チャレンジ部門~
飛距離だけではなく、機体デザインや設計コンセプトも加味して総合的なできばえを競うもの。~
1997年〜1999年まで。
-人力[[ヘリコプター]]部門~
2001年〜2003年まで。(なお、2001年大会では「参考競技」として実施)~
[[プラットフォーム]]からの安全な[[離陸]]ができなくなる恐れが考慮されたため、2004年大会から廃止。

**開催休止と再開 [#oe4edf85]
本大会は2008年まで32回開催され、琵琶湖の夏の名物イベントとしても定着していた。~
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しかし2009年、主催者の読売テレビは番組制作体制の見直しに伴い、当年度以降の開催休止を表明した。~
広告料収入減少に伴う経営赤字と、地上波デジタル放送への転換に伴う大規模な設備投資による経営体力の限界が理由とされた。~
広告料収入減少に伴う経営赤字と、(当時の日本国の国策でもあった)地上波デジタル放送への転換に伴う大規模な設備投資による経営体力の限界が理由とされた。~
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この方針が表明されると、大会に参加していた競技者チームやファンから問い合わせや苦情が多数寄せられた((中には「資金が足りないのなら募金するので、開催を続けてほしい」という声もあったという。&br;  また、長年この大会に参加してしのぎを削ってきたチーム同士が結束する、という一幕もあったという。))。~
こうしたファンや競技者からの声をうけ、同局は2010年度以降の再開を表明、第33回大会は2010年7月に開催された。~


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