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*&ruby(ちけいついずいひこう){【地形追随飛行】}; [#k41f74b0]
Contour-Flight., Nap-of-the-Earth(NOE).~
[[レーダー]]による被発見率を下げるため、山や谷あい、地表数十メートルを飛行すること。匍匐飛行と呼ばれることもある。~
巡航飛行と対比して、障害物が多く空気の濃い低空を飛行するため、[[レーダー]]や目視での発見を遅らせることが出来るが、燃費が悪く機体やパイロットに負担をかける問題がある。~
よって、危険空域近くで行われることが多い。~
Contour-Flight / Nap-of-the-Earth(NOE).~
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現在の[[戦闘機]]や[[特殊作戦機]]は、[[FLIR]]や[[LANTIRN]]、[[地形追随レーダー]]の装備により昼夜問わずに[[オートパイロット]]で飛行することができる。
「[[匍匐]]飛行」とも。~
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敵に発見されるのを避けるため、地表数十メートル程度まで[[高度]]を下げて飛ぶ事。~
基本的には危険空域でのみ行われ、安全に航行できる空域では行われない。~

[[アメリカ陸軍]]では、ほぼ一定の対気速度で、障害物や地面に沿うように高度を変化させる場合を「Contour-Flight」、速度も高度も変化させる飛行を「Nap-of-the Earth(NOE)-Flight」と呼んでいる。~
もちろん、NOE飛行が最も低高度かつ燃費が悪い。
>[[アメリカ陸軍]]では、一定の速度で巡航可能な低空飛行を"Contour-Flight"、[[失速]]・激突を避けるために頻繁な操作が必要になる場合に"Nap-of-the-Earth"として区別している。

山渓や地球の丸みなどが障害物となって敵からの視界を遮り、また[[レーダー]]は原理的に下方の物体を発見([[ルックダウン]])しにくい。~
一方、障害物が多く空気も濃い低空を飛ぶ事は[[燃料]]消費を増加させ、また[[操縦士>エビエーター]]にかかる負担も大きい。

>現代の軍用[[アビオニクス]]は自動操縦で地形追随飛行を行う事もできる。~
ただし、そうした機構は基本的に[[戦闘機]]と[[特殊作戦機]]にしか搭載されない。~
コンピュータが地形を把握するために[[FLIR]]・[[LANTIRN]]・[[地形追随レーダー]]などの高価な機器を必要とするためである。

関連:[[シースキミング]] [[超地平レーダー]]


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