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*&ruby(さんぽう){【山砲】}; 山岳での運用を前提に設計された、容易に分解が可能で人力運搬の可能な[[榴弾砲]]。~ 小型軽量なため、威力は[[野砲]]に劣る。 *&ruby(さんぽう){【山砲】}; [#sb19c4a0] mountain gun / pack gun / pack howitzer.~ ~ [[野戦砲]]のうち、山岳に運び込んで設置する事を前提として設計されたもの。~ 山中へ牽引して運ぶ事はできないため、分解して人力や[[馬匹>軍馬]]で運搬し、現地で組み立てて用いる。~ この特性のために小型軽量かつ単純な構造が求められたため、[[野戦砲]]の中でも[[投射弾量]]が低く、破壊力に劣った。~ ~ 20世紀後半、[[ヘリコプター]]による重砲の空輸が可能になった事で存在意義を失い、装備要目から姿を消した。~ しかし設計思想は[[迫撃砲]]へと継承されており、現代でも必要なら[[歩兵]]が[[迫撃砲]]を分解して山岳に持ち込む事が可能である。~ **主な山砲 [#y68421ae] ***[[第一次世界大戦]]前・大戦時 [#yc7ca0ff] -アメリカ --M1841山岳榴弾砲 --M1875山砲~ -イギリス --RML 7ポンド山砲 --RML 2.5インチ山砲 --QF 2.95インチ山砲 --BL 10ポンド山砲 --BL 2.75インチ山砲 --QF 3.7インチ山岳榴弾砲~ -イタリア王国 --Da 65/17 M13~ --Da 70/15~ -オーストリア=ハンガリー帝国 --7cm GebG M.99 --シュコダ7.65cm GebG M.15 --10cm GebH M.99 --10cm GebH M.8 --シュコダ10cm GebH M.16~ -大日本帝国 --四斤山砲 --三十一年式速射山砲 --四一式山砲~ -ドイツ帝国 --エアハルト 7.5cmモデル1904 -フランス --M1906 65mm山砲 --M1909 76mm山砲~ ***[[第二次世界大戦]] [#p1ce1773] -アメリカ --M116 75mm榴弾砲~ -イタリア王国 --Da 75/18 -スウェーデン --ボフォース M1934 75mm山砲 -ソ連 --M1938 75mm山砲~ -大日本帝国 --九四式山砲 --九九式十糎山砲 -チェコスロバキア --シュコダ 75mm M.28 --シュコダ 75mm M.36 --シュコダ 75mm M.39 --シュコダ 105mm M.39 --シュコダ 100mm M.16/19 --シュコダ 150mm M1918 -ドイツ国 --7.5cm le.GebIG 18 --7.5cm GebG 36 --10.5cm GebH 40 -ノルウェー --75mm M.27 -フランス --シュナイダーM1919 75mm山砲 --M1928 75mm山砲 --シュナイダーM1909 105mm山砲 --シュナイダーM1919 105mm山砲~ ***第二次世界大戦後 [#c2ab043d] -イタリア --オート・メラーラ Mod.56 105mm榴弾砲 -日本 --試製57式105mm軽りゅう弾砲(試作のみ) -ユーゴスラビア --M-48 76mm山砲 -ルーマニア --M1982 76mm山砲(M-48の改良型) --M1995 98mm山砲~ ~