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*&ruby(げんえんき){【減炎器】}; [#q89f9d7a] Flash suppressor~ 銃口に装着されるマズルガスポートの一種で((コンペンセイターや[[マズルブレーキ]]など、他の目的を兼ねるものも多い。))、銃口から噴出する発射炎を軽減するためのもの。~ [[突撃銃]]や[[分隊支援火器]]のほとんどで見ることができる。~ Flash suppressor.~ ~ 銃の発射時に[[装薬]]の燃焼で生じる炎を隠す機構。~ 「消炎器」「フラッシュハイダー」とも。~ ~ 銃からの閃光によって敵に発見されたり、射手自身が眩さで目を惑わされるのを防ぐ。~ 特に夜間の銃撃戦や、大量の炎を生じる[[フルオート]]火器では事実上必須の機構とされる。~ 法制上の規制対象となる場合があるため、民間用にはほとんど用いられていない。~ 同様の理由から、民生用と規格を共有する[[拳銃]]・[[散弾銃]]・[[狙撃銃]](猟銃)でもほとんど用いられない。 発射炎を散らし、照準の邪魔になることや敵に発見されること、周囲への引火などを避ける目的で着けられる。~ 銃口に小室を設けることで、ボイル=シャルルの法則により発射ガスを冷却して発射炎そのものを小さくすると同時に、発射炎を照星から離れた方向へ散らして照準の妨げになることを防ぐ。~ >法体系によるが、減炎器を組み込んだ設計は「[[フルオート]]射撃が可能な設計」とみなされる傾向にある。~ 実際、単発の射撃においては減炎器の有無はそれほど実用上の問題にならない。~ また、民生品を[[フルオート]]射撃できるよう違法改造する場合、減炎器の自作は困難である。 初期は銃口を三又式に分割したものが主流だったが、ベトナム戦争における[[M16]]初期型のように小枝に引っかかってしまうことが指摘され、現代ではいわゆる鳥篭型の減炎器が主流になっている。~ 基本的には銃口に小室を設けて発射ガスを冷却しつつ、射手の視点から離れた位置から放射する。~ その構造上、[[コンペンセイター]]や[[マズルブレーキ]]を兼ねている事が多い。~ ~ 初期は銃口を三又式に分割したり、左右にスリットを設ける事が多かった。~ 現代では突起のないコンパクトな鳥籠のような形状が主流。 いわゆるフラッシュハイダーと混同されることもあるが、これは発射炎を単純に隠すための覆いであり、原理上減炎器とは区別される。~