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*&ruby(けんじゅう){【拳銃】}; [#i7497556]
hand gun / pistol

hand gun / pistol.~
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hand gun(ハンドガン)の訳語である場合は片手で保持して撃つ事が可能な銃の総称(とはいえ普通は両手で構えて撃つ)。~
pistol(ピストル)の訳語である場合はハンドガンのうち「銃身と薬室が一体化しているもの([[リボルバー>回転式拳銃]]ではないもの)」のみを指す。~
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普通は[[半自動式拳銃]]の略語として使われる。~
ただし、上記の条件に当てはまればは[[散弾銃]]・[[短機関銃]]・[[自動小銃]]を拳銃と呼ぶ事もあり得る((銃身を非常に短く切り詰め、ストック(両手で構えた時に銃身を支えるための肩当て)を取り外せば辛うじて該当する。&br;  実用性はさておき。))~
ただし、上記の条件に当てはまれば[[散弾銃]]・[[短機関銃]]・[[自動小銃]]を拳銃と呼ぶ事もあり得る((銃身を非常に短く切り詰め、ストック(両手で構えた時に銃身を支えるための肩当て)を取り外せば辛うじて該当する(実用性があるかどうかは疑問だが)。))。~
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「ピストル」の語源はイタリアの都市ピストイア(Pistoia)で広まった小型の銃という説、ボヘミア地方で管や笛を意味する言葉だったピスタラ(Pistala)から来ているという説など諸説あり、定説はない。~
どちらにせよ、16世紀初頭のマスケット銃を切り詰めた物が拳銃の起源なのは確かなようである。~
当初は士官や[[騎兵]]の補助武器として使われていた。~
当初は[[士官]]や[[騎兵]]の補助武器として使われていた。~
>片手で使う都合上、ホイールロック式(歯車を回して摩擦熱で着火する。携帯ライターの着火機構に近いもの)が初期の主流。~
ただし江戸時代の日本では技術的理由から火縄銃を切り詰めた短筒、馬上筒が使われていた。~
この不便な銃しか存在しなかったため明治維新まで刀が廃れなかったとも言われる。
ただし、江戸時代の日本では技術的理由から火縄銃を切り詰めた「短筒」「馬上筒」が使われていた。~
この不便な銃しか存在しなかったため、明治維新まで刀が廃れなかったとも言われる。

銃身が小さく短いため命中率が低く、きちんと標的を狙って撃つには熟練を要し、[[有効射程]]も短い。~
このため、[[小銃]]などの主兵装を失ったか携行できない将兵((たとえば[[戦車]]兵・[[砲兵]]・工兵・通信兵・[[輜重]]兵・[[憲兵]]・[[航空機]]の搭乗員など。))のための護身用((現実的には拳銃でフル装備の[[歩兵]][[部隊]]を打倒するのはまず不可能だが、兵士の心理的に「最初から丸腰でいる」より「武装した状態から銃を捨てて投降する」方が射殺される危険性は低いと言われる。))((敵兵による強姦(被害者は女性に限らない)・捕虜収容所での拷問・戦犯としての絞首刑などを回避するための最後の希望でもある。自分の脳髄に拳銃弾を撃ち込めばそれら全てを確実に回避できるからだ。))に用いられる。~
このため、[[小銃]]などの主兵装を失ったか携行できない将兵((たとえば[[戦車兵>機甲部隊]]・[[砲兵]]・[[工兵]]・通信兵・[[輜重兵>輜重]]・[[憲兵]]・[[航空機搭乗員>エビエーター]]など。))のための護身用((現実的には、拳銃で完全装備の[[歩兵]]を打倒するのはまず不可能だが、兵士の心理的に「最初から丸腰でいる」より「武装した状態から銃を捨てて投降する」方が射殺される危険性は低いと言われる。))((敵兵による強姦(被害者は女性に限らない)・[[捕虜]]収容所での拷問・戦犯としての絞首刑などを回避するための最後の希望でもある。&br;  自分の脳髄に[[弾>拳銃弾]]を撃ち込めば、それら全てを確実に回避できるからだ。))に用いられる。~
屋内での[[白兵戦]]で簡単に取り回して発砲できる点、軽く小さく携帯が容易な点で[[テロリズム]]、対テロ[[特殊部隊]]、警察に適する。~
隠し持つ事が容易なため犯罪の凶器としても一般的である((その為、ライフルや散弾銃に比べて規制が厳しい傾向にある。))。~

隠し持つ事が容易なため犯罪の凶器としても一般的である((その為、[[ライフル]]や[[散弾銃]]に比べて規制が厳しくなる傾向にある。))。~
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関連:[[小銃]] [[短機関銃]] [[軽機関銃]]


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