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*&ruby(くうばく){【空爆】}; [#v47a731a]
air strike(攻撃を受ける側からは"air laid")~
空からの地上に対する攻撃の総称。~
類似の言葉に「[[爆撃]]」「空襲」「空撃」があり、公式文書等では「爆撃」が使用されることが多い。~
>攻撃を行った機体の種類([[爆撃機]]・[[攻撃機]]・[[戦闘機]]([[マルチロールファイター]])・[[攻撃ヘリコプター]]など)・使用兵装([[爆弾]]・[[機関銃]]・[[空対地ミサイル]]など)・任務の種類([[近接航空支援]]・[[戦略爆撃]]・[[攻勢対航空作戦]]など)は問わない。

1991年の[[湾岸戦争]]以降、それまでの「爆撃」という表現に代わって、特に[[マスメディア>マスコミ]]で多用されるようになった。~
air strike(空爆を行う事) / air raid(空爆を受ける事)~
~
「空爆」という表現が多用されるようになる前と、その後での空対地戦闘では多少の相違がある。~
それは、従来のように多数の[[爆撃機]]を動員して行う大規模な絨毯爆撃が減り、これに代わって精密誘導兵器が登場したこと、[[巡航ミサイル]]によって、敵の[[対空火器>AAA]]が届かない遠距離から精密攻撃する作戦が増えたことなどであり、これらが「空爆」という表現につながった可能性がある。~
空からの地上に対する攻撃の総称。「[[爆撃]]」「空襲」「空撃」とも。~
投入される[[航空機]]の種類・使用される兵装・[[作戦]]意図などは問わない。~
~
1991年の[[湾岸戦争]]以降、日本語の[[報道>マスコミ]]で多用されている。~
これは、[[太平洋戦争]]末期の惨状を想起させる「空襲」という表現を避ける意図があったとされる。~

>それ以前の日本の[[マスコミ]]は、[[紛争]]の具体的手順を描く事を避ける傾向が強かった。~
しかし[[湾岸戦争]]以降、政治的パフォーマンスとして[[航空兵力>空軍]]のみを投入する[[紛争]]形態が出現。~
侵攻を企図しない威嚇的な[[爆撃]]と、完全な戦争勃発とを区別して報道する必要性が生じていった。

軍事的な厳密さを求める場合は「[[爆撃]]」と表現する事が多く、歴史の浅い造語である「空爆」という表記は避けられる。~
その性質上、「空爆」と表記される場合、現場で何が起きたのかはしばしば定かでない。

**関連 [#u562e5ee]
-用いる機体
--[[爆撃機]]
---[[戦略爆撃機]]
--[[攻撃機]]
--[[戦闘機]]
---[[マルチロールファイター]]
--[[攻撃ヘリコプター]]
--[[ガンシップ]]
--[[無人機]]
-攻撃に用いる兵装
--[[爆弾]]
--[[機関銃]]
--[[機関砲]]
--[[ロケット弾]]
--[[空対地ミサイル]]
---[[対レーダーミサイル]]
-任務の種類
--[[近接航空支援]]
--[[戦略爆撃]]
--[[攻勢対航空作戦]]
--[[阻止攻撃]]
--[[暗殺]]


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