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*&ruby(かっそうろ){【滑走路】};
[[航空機]]が離着陸する際に、加速・減速するための路面のこと。~
機体の接地時の衝撃に耐えなければならないために、アスファルトもしくはコンクリートで舗装される。~
*&ruby(かっそうろ){【滑走路】}; [#i16c9248]
Runway.~
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通常滑走路は、[[空港]]設置箇所で風の吹く頻度の高い方向に向かって設けられるのだが、大規模な空港になると、横風用の滑走路を併設することが多い。~
[[飛行機]]が[[離陸]]・[[着陸]]を行うための道路。~
[[飛行場]]の付属物として敷設されるもので、滑走路だけが独立して存在する事はない。~
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関連: [[オーバーランエリア]] [[タキシーウェイ]]
[[飛行機]]はその原理上、[[着陸]]する瞬間まで[[失速]]しないだけの[[揚力]]を維持しなければならない。~
従って、[[着陸]]した時点では非常に高速であり、減速・停止するために長い滑走路を必要とする。~
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また、同様の理由から、[[揚力]]が自重を上回るまでは[[離陸]]する事ができない。~
[[揚力]]を得るための加速は地上で行われるため、[[離陸]]時にも加速のための滑走路が必要になる。~
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軽量な小型[[飛行機]]の場合、土地を平らに均しただけの簡素な道路でも滑走路として使用できる。~
しかし、[[旅客機]]などの大型[[航空機]]の発着を想定した場合、[[接地]]の衝撃に耐えられるような堅固な舗装が必要になる。~
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関連:[[オーバーランエリア]] [[誘導路]] [[飛行甲板]]

**方位 [#e2359bd8]
[[航空機]]の[[離>離陸]][[着陸]]は気流の影響を強く受けるため、滑走路を敷設するに際しては風向きを考慮する必要がある。~
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大抵は風が吹く頻度の高い方向に向かって設けられるが、大規模な[[空港]]では横風用のものを併設することが多い。~
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現代の[[飛行場]]・[[空港]]では、滑走路の延びる方角を示す数値として01〜36の数値が割り振られる。~
磁北を0として、時計回りに10°傾くごとに数値を1増やす。磁北そのものは一回転して36として割り振られる。~
同じ方位の滑走路が複数存在する場合、「36L」「36C」「36R」などと末尾に記号を付記するか、実際の方位と異なる番号が割り振られる。~

>例:~
[[新千歳空港]]・[[千歳基地>千歳空港]]は合計4本の平行な滑走路を有する。~
この滑走路を識別するため、まず空港側と基地側でそれぞれ2本を「L」「R」に振り分けた。~
その上で、空港側に「01」「19」、基地側に「36」「18」の番号が割り振られている。~


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