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*&ruby(びぃくらまーでぃてぃや){【ヴィクラマーディティヤ】}; [#c156b5ab]
INS Vikramāditya.~
インド海軍の[[航空母艦]]。~
[[ロシア海軍]]の[[重航空巡洋艦]][[「バクー」>キエフ]]を取得し、全通甲板を持つ空母へと改装したものである。~
艦名は、シヴァが降臨したとされる伝説上の皇子の名で、グプタ朝を始めとするインドの諸王が号した尊称に由来する。~
ヴィクラマディティア、ヴィクラマディチャとも表記される。~
INS Vikramāditya.
>日本語表記の難しい発音で、「ヴィクラマディティア」「ヴィクラマディチャ」と表記される場合もある。
インド[[海軍]]が保有する[[航空母艦]]。~
[[ロシア海軍>ロシア軍]]が使用していた[[重航空巡洋艦>航空巡洋艦]][[「バクー」>キエフ（航空母艦）]]を、インドが無償譲渡されたもの。
>なお、船体そのものとは別に、[[全通甲板>飛行甲板]]空母への改装と[[艦載機]]（[[MiG-29K>MiG-29]]）の調達等のために総額15億ドルの調達費が発生している。
艦名はサンスクリット語で「武勇の太陽」の意。~
ヒンドゥー教における伝説的な皇子の名に由来し、インドの歴史上でもたびたび同名の王が登場する。~
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現在15億ドル((これは、改装費用と艦載機などの代金で、艦自体は無償譲渡である。))でインド海軍に売られる契約が成立し、セヴマシュ・プレドプリヤーチエ（北方機械建造会社、旧第402海軍工廠、セヴェロドヴィンスク市）において全通甲板を持つ空母へと改装中である。~
主な改修点としては、艦首部のP-500SSMランチャーを撤去およびスキージャンプ台の設置、アングルドデッキの廃止、飛行甲板の拡張、ボイラーの換装（KVG-ZD（KVG-2M-GM））などである。~
レーダーはMR-700「ポドベレゾヴィク」とMR-760「フレガートMA」3次元レーダーを搭載している。~
主な改修点は以下の通り。
-最低限の対空防御兵装のみを残して[[艦載砲]]・[[ミサイル]]を撤去
-[[斜め飛行甲板]]を撤去
-上述の撤去によって空いた甲板上に、改めて[[全通飛行甲板>飛行甲板]]を設置
-艦首に傾斜角14.3度の[[スキージャンプ]]勾配を設置
-ボイラーを軽油対応型に換装
-[[レーダー]]の換装
当初、[[艦載機]]については[[シーハリアーFRS>シーハリアー]]を予定していた。~
しかし高温多湿のインド洋では[[エンジン]][[推力]]が不安定なため[[STOVL]]機は危険であると判断されて中止。~
[[Su-33>Su-27]]か[[MiG-29]]艦載機型（MiG-29K/KUB）が検討されたが、サイズが小さく搭載可能機数の多いMiG-29K/KUBに決定した。~
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しかし、改装費の高騰や改装時のトラブルで引渡しは2013年まで延期される模様で、現在運用中の空母「ヴィラート」に延命工事が実施される予定である。~
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当初、艦載機については[[シーハリアーFRS>シーハリアー]]を予定していたが、高温多湿のインド洋において、離着艦の挙動が[[エンジン]][[推力]]に左右される[[STOVL]]機は不安定で危険であると言う運用経験から、Su-30艦載機型（Su-33のSu-30仕様?）か[[MiG-29]]艦載機型（MiG-29K）が検討されたが、サイズが小さくより多く搭載できるMiG-29Kに決定した。~
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当初は2005年に引き渡し予定だったが、改装コストの超過や洋上試験時に発生したボイラーのトラブルによって何度も引渡しが延期され、最終的に2013年11月にインド海軍へ正式に引き渡され、2014年6月に就役した。~
**スペックデータ [#u5b72d8b]
|全長|273.1m|
|水線長|242.8m|
|全幅|53.0m|
|水線幅|32.7m|
|喫水|10.2m|
|[[喫水]]|10.2m|
|[[満載排水量]]|45,000t|
|機関|[[蒸気タービン]]（出力180,000hp）×4基&br;KVG-ZD（KVG-2M-GM）ボイラー×8缶&br;4枚プロペラスクリュー4軸推進|
|発電機|ディーゼル発電機（出力1,500kw）×6基|
|推進方式|[[蒸気タービン]]推進|
|[[機関>エンジン]]|KVG-3D（KVG-2M-GM）軽油ボイラー×8缶&br;TV-12-3蒸気タービン×4基（出力180,000hp）|
|推進器|[[4翼スクリュープロペラ>プロペラ]]×4軸|
|発電機|[[ディーゼル>ディーゼルエンジン]]発電機（出力1,500kw）×6基|
|最大速力|32[[Kn>ノット]]|
|[[燃料]]|7,000t&br;1,500t（航空機用）|
|[[航続距離]]|7,000海里/18Kn|
|定員|1,612名（内士官383名）&br;430名（航空要員）&br;50名（司令部要員）|
|兵装|カシュタン（CADS-N-1）複合型[[CIWS]]×8基|
|艦載機|[[MiG-29K>MiG-29]]×16機&br;[[Ka-31>Ka-27]][[早期警戒ヘリコプター]]×6機|
|[[燃料]]|7,000t&br;1,500t（[[航空機]]用）|
|[[航続距離]]|7,000[[海里]]/18[[ノット]]|
|定員|1,612名（内[[士官]]383名）&br;430名（[[航空要員>エビエーター]]）&br;50名（司令部要員）|
|兵装|[[バラク-��>バラク]]又は[[バラク-8>バラク]]短距離[[艦対空ミサイル]]用[[垂直発射システム]]（ミサイル32〜48発）&br;[[AK-630]] 30mm[[CIWS]]×4基|
|艦載機|[[MiG-29K>MiG-29]]×21機&br;[[Ka-31>Ka-27]][[早期警戒ヘリコプター>早期警戒機]]×13機&br;[[Ka-28>Ka-27]][[哨戒ヘリコプター>対潜ヘリコプター]]×10機|
|レーダー|MR-700「ポドベレゾヴィク」3次元レーダー×1基&br;MR-760「フレガート-MA」3次元対空レーダー×1基&br;「ガゾン」航空機管制用レーダー×1基|
|防御装備|PK-2カウンターメジャーシステム（ZiF-121 140mm連装[[デコイ]]発射機×4基）|
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**同型艦 [#r482c3fc]
,艦名,主造船所,取得,進水,就役
,ヴィクラマーディティヤ&br;（INS Vikramāditya）,チェルノモールスキィ,2005.3.10,2008.12.8,2013.
|艦名|主造船所|取得|進水|就役|
|ヴィクラマーディティヤ&br;（INS Vikramāditya）|チェルノモールスキィ|2005.3.10|2008.12.8|2014.6.14|
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