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*&ruby(ろしあんるーれっと){【ロシアンルーレット】}; [#r6aca554]
[[回転式拳銃]]を使用したゲームのひとつ。(([[半自動式拳銃]]では引き金を引けば無条件で弾が出るためゲームそのものができない。))~
回転式拳銃のシリンダーに1発だけ弾を込め((回転式拳銃はどのシリンダーに弾が入っているか容易に視認できるので、「残りのシリンダーにダミーを入れる」「目隠しをする」などの工夫が行われる場合もある。))、プレイヤーが適当に回転させてから自分の頭に銃口を当て、引き金を引く。~
そして、実際に弾が出た時点でゲームは終了となる。~
(弾が入っていると予想された場合、銃口を天井に向けて引き金を引くことも可とされているが、[[不発]]だった場合は無条件で負けとなる)~
「一個だけ外れの入ったくじ引きを行い、不幸にも外れくじを引いた一人に罰ゲームを与える」という趣旨のゲーム全般を指す言葉。~
その中でも、実弾入りの[[回転式拳銃]]を用いる危険なゲームを指す事が特に多い。~
~
「(軍人や犯罪者、若者グループなどの)度胸試し((実際にアルコールの勢いで行われた例が複数あるという。))」~
「裏賭博における賭け」~
「囚人や捕虜に対する拷問」~
「自殺の一種」~
などとして行われる、といわれているが、実際に行われた例はきわめて少ない。~
~
余談ではあるが、テレビのバラエティ番組やパーティーの余興などでは、このゲームから派生した~
「複数の紐のうち外れの1本を引くと、風船が割れたり大量の水が降ってきたりする」~
「用意された食べ物のうち、1つだけ(わさび・辛子など)大量の調味料が入った外れがある」(([[自衛隊]]の基地・駐屯地の[[購買部>酒保]]にも、「炎の大作戦」など、そういう趣旨の商品が見られる。))~
といったゲームが見られることがある。~
回転式拳銃を使う場合、ゲームの進め方は次の通りであるとされる。
+シリンダーに「一発だけ」実弾を込める。~
公正を求めるなら他の薬室にダミーを入れるか、参加者達に目隠しをする。~
安全に配慮して実弾ではなく[[空包]]や使用済み薬莢を使う事もある。~
実弾を使っていないにも関わらず実弾だと偽ったり、逆に安全だと偽って実弾を込める場合もある。~
+シリンダーを適当に回転させ、引き金を何回引いた時点で実弾が発射されるかわからなくする。~
+適当に、または厳正な手続きに基づいて決めた順番で、参加者が一回ずつ自分のこめかみに銃口を当てる「[[ピストル>拳銃]]自殺」の体勢で引き金を引く。~
+実際に弾が出たか、恐怖に耐えられず銃を置くか、自分以外を撃ってしまったら負け。

>当然ながら殺人および殺人未遂、自殺幇助、脅迫行為などとして罪に問われる行為だが、酒の勢いなどで実行された例が複数あるという。

由来については不明な点があまりにも多く、本当のところはよくわかっていない。~
言葉通りロシアが起源らしいとも言われるが、「ロシア人がやりそうな事」として広まった事実無根のエスニックジョークである可能性も高い。~
起源として伝わっている根拠不明の俗説には次のようなものがある。

-宮廷において皇帝が臣下に自害を命じた折、引き金を引いても生きていた者には恩赦を与えた。
-囚人に人権のなかった時代、看守たちが暇潰しの賭け事として考案した(そして囚人に強要した)。
-公開処刑が娯楽であった時代の名残として、誰が死ぬかを賭けの対象とした。
-[[捕虜]]の拷問・洗脳の一環として心理的圧迫を与える目的で行われた。
-犯罪組織や破壊的カルト、不良青少年グループなどの非合法組織において、構成員の度胸と忠誠心を試すための通過儀礼として考案された。
-[[第一次世界大戦]]時、敵軍に包囲されて自暴自棄になった[[ロシア軍]]将兵が愉快な自殺法として考案した。
-「[[拳銃]]自殺を試みたものの、[[不発]]で生き延びた者がいる」、という話が誇張されて生まれた都市伝説。


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