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*&ruby(まずるぶれーき){【マズルブレーキ】}; [#da50625f]
Muzzle Brake.~
火砲や銃の部品のひとつで、発射口（マズル）に装着され、発射時の反動を軽減するための部品。~
Muzzle Brake.（砲口[[制退器]]）~
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火砲や銃の発射口（マズル）に装着され、発射時の反動を軽減するための部品。~
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概ね、円筒形または箱型の形状で、側面に穴が開けられている。~
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これを装着した砲や銃は、弾丸を発射する際に[[装薬]]の燃焼で発生するガスがこれに当たり、その作用で砲身（銃身）が一瞬前に引っ張られる状態になる。~
弾丸の射出後、[[装薬]]の燃焼ガスがマズルブレーキに衝突して砲身を前に引っ張る力が働く。~
同時に、側面に開けられた穴から燃焼ガスが噴出して反動をある程度減殺する。~
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かつては比較的大口径の火砲（戦車砲・[[榴弾砲]]など）や[[機関銃]]に装着されることが多かったが、近年では[[歩兵]]の持つ[[小銃]]や民間向けの[[拳銃]]の一部にも装着されるケースが増えている。~
>戦車砲の場合、[[第二次世界大戦]]後の[[戦車]]では[[APDS>装弾筒付徹甲弾]]や[[APFSDS>装弾筒付翼安定式徹甲弾]]が多く採用されるようになったため、発射時に分離する装弾筒がマズルブレーキに引っかかる危険があるとして近年では採用されず、油圧で反動を減殺する機構を採用するのがほとんどであるという。
弾道特性に影響を及ぼし命中精度を低下させるため、近年の[[主力戦車]]では忌避されている。~
一方、[[榴弾砲]]は近年の技術進歩で[[初活力]]が増えすぎたため、マズルブレーキを使わざるを得なくなっている。~
近年では小型軽量化とコストダウンが進んでおり、[[小銃]]・[[拳銃]]の機構として組み込まれるケースも増えている。~
>なお、[[APDS>装弾筒付徹甲弾]]や[[APFSDS>装弾筒付翼安定式徹甲弾]]を発射すると[[装弾筒]]がマズルブレーキに引っかかって事故を起こすという説もあるが、信頼できる根拠はない。~
