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*&ruby(へりこぷたーくうぼ){【ヘリコプター空母】}; [#s18a2567]
[[航空母艦]]の一種で、もっぱら[[ヘリコプター]]の運用に特化された艦。~
[[対潜ヘリコプター]]の運用を主目的とする場合が多い。~
[[対潜(哨戒)ヘリコプター>対潜ヘリコプター]]の運用を主目的とする場合が多い。~
また、[[ヘリコプター揚陸艦]]をヘリコプター空母の一種と捉える場合もある。~
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他の[[航空母艦]]と同様に全通式の[[飛行甲板]]と[[エレベーター]]を持つ。~
このため、[[駆逐艦]]や[[巡洋艦]]などと違い、多数の[[ヘリコプター]]を同時に離着艦させることができる。~
[[CTOL]]機用の[[カタパルト]]や[[アレスティングギア]]を持たず、また[[STOVL]]機の[[ホバリング]]への耐熱性を持たないことも多い。~
例外としてイタリア海軍のジュゼッペ・ガリバルディは(法的な問題から)ヘリコプター空母として就役したが、建造時から[[STOVL]]機の運用能力が実装されており、法改正を待って[[STOVL空母]]に改められた。~
逆に英国の「[[イラストリアス>インビンシブル(空母)]]」は、当初[[STOVL空母]]として就役・運用されていたが、[[艦載機]]の[[ハリアー]]が英国軍から退役したため、現在はヘリコプター空母として運用されている。~
一般の[[航空母艦]]と同様、全通式の[[飛行甲板]]と[[エレベーター]]を持ち、多数の[[ヘリコプター]]が同時に[[離>離陸]][[着艦>着陸]]できる。~
一方、多くは[[固定翼>固定翼機]][[艦載機]]の運用を想定しておらず、[[固定翼機]]の離着艦には適さない構造になっている。~
[[カタパルト]]や[[アレスティングギア]]など、滑走距離の短縮に必要な設備を備える事はまずない。~
また、[[STOVL]]機の[[ホバリング]]による下向きのジェット噴射に耐えられない事も多い。~
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[[海上自衛隊]]向けに建造され、2009年に就役した[[ヘリコプター搭載護衛艦>護衛艦]]「[[ひゅうが]]」は、艦種記号こそ「(ヘリコプター母艦機能を持った)[[駆逐艦]]」をあらわす「DDH」であるが、全通式の飛行甲板を備えており、事実上、ヘリコプター空母と呼ぶに相応しい姿と能力を持つに到った。~
ヘリの最大搭載数は、従来の[[ヘリコプター護衛艦>護衛艦]]の3機から大幅に増加し、11機となった。~
しかしながら、耐熱性の向上は比較的容易であるため、改修を施して[[V/STOL空母]]として運用された例もある。~
また逆に、本来の搭載機が退役・[[モスボール]]・配置転換された[[V/STOL空母]]や[[正規空母]]がヘリコプター空母に改修された例もある。~
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関連:[[対潜空母]]~
関連:[[対潜空母]] [[V/STOL空母]] [[強襲揚陸艦]] [[ひゅうが]] [[いずも]]


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