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*&ruby(ぴゅーま){【ピューマ】}; [#l944f434]
Sud-aviation SA330 Puma~
フランスのシュド・アビアシオン社（現[[ユーロコプター]]）が開発した[[ターボシャフト]]双発の汎用[[ヘリコプター]]。~
中型機の[[SA-316「アルーエト3」>アルーエト3]]や、超大型機の[[SA-321「シュペルフルロン」>シュペルフルロン]]を保有していたフランス軍であったが、その間を埋める輸送効率に優れた[[ヘリコプター]]を欲したことから、1962年に「アルーエト4」として本機の開発が発注された。~
Sud-aviation(Airbus Helicopters) SA330 Puma.~
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1965年に初飛行した機体は、同時期の[[CH-53]]と同様、胴体横に[[スポンソン]]を持ち、その中に引き込み式の[[ランディングギア]]を内蔵するという、現代の[[シングルローター]]式大型[[ヘリコプター]]の基本形とも言うべき構造を確立した。~
フランスのシュド・アビアシオン社（現[[エアバス・ヘリコプターズ]]）が開発した[[ターボシャフト]]双発の汎用[[ヘリコプター]]。~
中型機の[[SA316「アルエット�掘�>アルエット3]]や、超大型機の[[SA321「シュペルフルロン」>シュペルフルロン]]を保有していた[[フランス軍]]であったが、その間を埋める輸送効率に優れた[[ヘリコプター]]を欲したことから、1962年に「アルエット�検廚箸靴橡楜，粒�発が始められた。~
~
従来の[[輸送ヘリコプター]]よりも洗練され[[コスト・パフォーマンス]]に優れていたため、大型ヘリコプターとしては軍民問わず多くのセールスを獲得した。~
また[[イギリス空軍>RAF]]やルーマニア空軍では、現地で[[ライセンス生産]]された機体が制式採用された。~
1965年に[[初飛行]]した機体は、同時期の[[CH-53]]と同様、胴体横に[[スポンソン]]を持ち、その中に引き込み式の[[ランディングギア]]を内蔵するという、現代の[[シングルローター]]式大型[[ヘリコプター]]の基本形とも言うべき構造を確立した。~
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現在では、後継型の[[シュペルピューマ]]および[[クーガー]]が生産されている。~
従来の輸送ヘリコプターよりも洗練され[[コスト・パフォーマンス]]に優れていたため、大型ヘリコプターとしては軍民問わず多くのセールスを獲得した。~
また、[[イギリス空軍>RAF]]やルーマニア[[空軍]]では、現地で[[ライセンス生産]]された機体が[[制式]]採用された。~
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現在では、後継型の[[シュペルピューマ]]および[[クーガー>シュペルピューマ]]が生産されている。~
**スペックデータ [#l3928e5a]
|>|SA330|
|乗員|3名+兵員20名（最大）|
|全長|18.21m|
|>|CENTER:''SA330''|
|乗員|3名+兵員16名（最大）|
|全長|18.15m|
|全高|5.14m|
|[[主回転翼>メインローター]]直径|15.9m|
|空虚重量|3,770kg|
|最大離陸重量|7,400kg|
|発動機|チュルボメカ タルモIIIC4[[ターボシャフト]]×2基|
|超過禁止速度|310km/h|
|巡航速度|280km/h|
|[[航続距離]]|550km|
|[[主回転翼>メインローター]]直径|15m|
|回転円板面積|177��|
|空虚重量|3,536kg|
|最大離陸重量|7,000kg|
|[[発動機>エンジン]]|チュルボメカ テュルモ��C4[[ターボシャフト]]×2基（SA330B）&br;チュルボメカ テュルモ��C[[ターボシャフト]]×2基（SA330H）|
|エンジン出力|1,185hp（884kW）（SA330B）&br;1,575shp（1,175kW）（SA330H）|
|超過禁止速度|273km/h|
|最高速度|257km/h|
|[[巡航速度]]|248km/h|
|[[航続距離]]|580km|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|4,800m|
|[[上昇率]]|9.2m/sec|
|[[上昇率]]|7.1m/s|
|武装|7.62mm[[機関銃]]、20mm[[機関砲]]など|
~
|>|IAR-330L|
|全長|15.0m|
|全高|4.6m|
|>|CENTER:''アトラス オリックス''|
|乗員|3名+完全武装の兵員20名（最大）|
|全長|15.45m|
|全高|5.14m|
|[[主回転翼>メインローター]]直径|15.6m|
|回転円板面積|191��|
|空虚重量|3,600kg|
|最大離陸重量|8,000kg&br;8,400kg（機外吊り下げ時）|
|[[発動機>エンジン]]|チュルボメカ マキラ��A1[[ターボシャフト]]×2基|
|エンジン出力|1,900hp（1,400kW）|
|最高速度|306km/h|
|[[戦闘行動半径]]|303km|
|[[フェリー>回航]][[航続距離]]|2,000km|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|7,162m|
|[[上昇率]]|15.25m/s|
|武装|ドアマウントに7.62mm[[機関銃]]×2挺（[[FN MAG>MAG]]またはデネル SS-77）|
~
|>|CENTER:''IAR-330L''|
|乗員|1〜3名+完全武装の兵員16名（最大）|
|全長|14.6m&br;18.15m（全体）|
|全高|5.14m|
|全幅|3.38m|
|主回転翼直径|16.2m|
|主回転翼直径|15m|
|主回転翼面積|176.7��|
|空虚重量|3,615kg|
|最大離陸重量|7,400kg|
|エンジン|チュルボメカ タルモIVBターボシャフト（出力1,400hp）×2基|
|超過禁止速度|263km/h|
|武装|SOCAT改修前：&br;NR-23 23mm機関砲×2門（装弾数400発（1門あたり））&br;DShKM 12.7mm重機関銃×2挺（ドアガン）&br;UB-16-57 16連装[[ロケット弾]][[ポッド]]×4基（[[S-5 57mmロケット弾>S-5]]を搭載）&br;9M14「マリュートカ」[[対戦車ミサイル]]×4基（試験のみ）&br;50kgまたは100kg爆弾×4発（試験のみ）&br;SOCAT改修後：&br;Nexter THL-20 20mm[[チェーンガン]]×1門（装弾数850発）&br;UB-16-57 16連装ロケット弾ポッド×2基（スパイクER非搭載時は4基装備可能。）&br;[[スパイクER>スパイク]]対戦車ミサイル×8基|
|エンジン|チュルボメカ テュルモ��Cターボシャフト×2基|
|出力|1,576hp（1,175kW）|
|[[巡航速度]]|271km/h（最大巡航）|
|超過禁止速度|294km/h|
|[[航続距離]]|572km|
|[[上昇限度]]|6,000m|
|[[上昇率]]|9.2m/s|
|>|CENTER:武装|
|SOCAT改修前|[[ガンポッド]]×2基（NR-23 23mm単銃身[[機関砲]]×2門、装弾数400発（1門あたり））&br;7.62mm[[機関銃]]×2挺（ドアマウント、通常は右側に1挺のみ搭載）&br;LPR 57 16連装[[ロケット弾]][[ポッド]]×4基（[[S-5 57mmロケット弾>S-5]]を搭載）&br;9M14「マリュートカ」[[対戦車ミサイル]]×4基（試験のみ）&br;50kgまたは100kg爆弾×4発（試験のみ）|
|SOCAT改修後|Nexter THL-20 20mm[[チェーンガン]]×1門（装弾数750発）&br;LPR 57 16連装ロケット弾ポッド×2基（スパイクER非搭載時は4基装備可能）&br;[[スパイクER>スパイク]]対戦車ミサイル×8基&br;Nexter NC621 20mm[[ガンポッド]]（装弾数180発（試験搭載））|
**派生型 [#s1385b44]
-SA330A「アルーエトIV」：~
-SA330A「アルエット�検廖�~
試作型。~
~
-SA330B：~
フランス陸軍向け初期生産型。~
[[フランス陸軍>フランス軍]]向け初期生産型。~
エンジンはチュルボメカ テュルモ��C4（出力1,185hp（884kW））を搭載。~
~
-SA330「オーキデ（Orchidée）」：~
"Orchidée"戦場監視[[レーダー]]システムを搭載したフランス陸軍向け改造型。~
「オーキデ」計画は1990年に中止となったが、試作機は[[湾岸戦争]]に投入され、[[ユーロコプター]][[クーガー>シュペルピューマ]]をベースにした類似システムの生産につながった。~
~
-SA330C：~
輸出型。~
エンジンはチュルボメカ テュルモ��B（出力1,400hp（1,044kW））を搭載。~
~
-SA330E：~
イギリス向け生産型。イギリス軍では「ピューマ HC Mk.1」と呼ばれる。~
イギリス向け生産型。~
イギリス軍では「ピューマHC Mk.1」と呼ばれる。~
~
-SA330F：~
民間向け輸出型。~
エンジンはチュルボメカ テュルモ��C4を搭載。~
~
-SA330G：~
民間向け輸出型の改良型。~
タルモIVCエンジンを搭載し、ローターを改良した。~
エンジンはチュルボメカ テュルモ��C（出力1,575hp（1,175kW））を搭載し、複合材製メインローターブレードを装備した。~
~
-SA330H：~
G型に順ずる近代化改修型。フランス空軍ではSA330Baと呼ばれる。~
~
-SA330J：~
民間向け近代化改修型。~
複合材製ローターブレードを装備し、最大離陸重量を増加させた。~
~
-SA330L：~
高地・高温環境対応型。~
高地・高温環境対応型。性能はJ型に準ずる。~
~
-SA330S：~
ポルトガル向け輸出型。~
ポルトガル向け輸出型。SA330Lベース。~
エンジンはチュルボメカ マキラを搭載。~
~
-SA330SM：~
レバノンで改造された[[ガンシップ]]型。~
武装としてADEN Mk.4/5 30mm[[リボルバーキャノン>リボルバーカノン]]1門とSNEB 68mmロケットランチャーを左右に2基装備。~
~
-SA330Z：~
[[フェネストロン>ダクテッドファン]]試験機型。~
~
-SA330「オーキデ」：~
Orchidee捜索システムを搭載したフランス陸軍向け改造型。~
-SA331「ピューマ・マキラ」：~
[[シュペルピューマ]]シリーズのエンジンテストベッド型。~
チュルボメカ マキラエンジンを双発で搭載。~
~
-オリックス：~
南アフリカの性能向上型。~
-アトラス・エアクラフト オリックス：~
南アフリカ[[空軍]]向け性能向上型。~
~
-IPTN NAS330：~
インドネシアでのライセンス生産型。性能はSA330Jに相当する。~
~
-IAR-330：~
ルーマニアでの[[ライセンス生産]]型。性能はSA330Lに相当する。~
~
--IAR-330L SOCAT：~
SOCAT((Sistem Optronic de Cercetare şi Anti-Tanc：対戦車光学索敵・戦闘システム))を搭載した対戦車ヘリコプター型。~
SOCAT((Sistem Optronic de Cercetare şi Anti-Tanc：対戦車光学[[索敵>偵察]]・戦闘システム。))を搭載した[[対戦車ヘリコプター>攻撃ヘリコプター]]型。~
~
--IAR-330 Naval：~
洋上装備とSOCATシステム((スパイクの運用能力は無し。))を装備した型。~
~
-NAS330：~
インドネシアでのライセンス生産型。性能はSA330Jに相当する。~
-ウェストランド ピューマHC Mk.1：~
SA330Eのイギリス軍での呼称。~
~
-ウェストランド ピューマHC Mk.2：~
ピューマHC Mk.1の改良型。~
[[コックピット]]の[[グラスコックピット]]化やチュルボメカ マキラ1A1エンジンの搭載、新型[[アビオニクス]]や改良された自己防衛装置を装備する。~
~
