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*&ruby(はんたーきらー){【ハンターキラー】}; [#vf2e8d89]
Hunter Killer.~
索敵を行う者と、攻撃を行う者がチームを組み、両者が連携し攻撃を実施する事。~
[[索敵>偵察]]する機体(ハンター)と、攻撃する機体(キラー)を分け、2種混成の[[編隊]]で作戦行動を行う事。~
~
一例として、次のようなものがある。~
-[[湾岸戦争]]における[[ワイルドウィーゼル]]任務。~
[[F-4G>F-4]]が[[地対空ミサイル]]の[[レーダー]]波を探知(ハンター)し、指示を受けた[[F-16]]が[[AGM-88]]を発射し破壊する(キラー)~
基本的に、1機の[[搭載量>ペイロード]]で[[索敵>偵察]]と攻撃を兼任する事ができない場合にのみ行われる。~
そうでないなら1機で任務を行うか、役割を入れ替え可能な[[編隊]]を構成した方が効率が良い。~
特に、ハンターキラーは整備上の問題から[[稼働率]]が低くなりがちである。~
ハンターとキラーのどちらか片方が故障すると、健在な相方も稼働できなくなるからだ。~
~
-1940〜1950年代における米[[空母]]航空隊による対潜掃討。~
TBM「アベンジャー」[[雷撃機]]を転用した[[哨戒機]]を2種類(探知センサーだけを搭載した機体と、[[爆雷]]を搭載する機体)用意し、前者が[[潜水艦]]を探知(ハンター)、後者が前者から指示を受けて目標を破壊する(キラー)。~
1機で探知・攻撃の両方ができる[[S-2]]の登場により廃れた。
関連:[[マルチロールファイター]]

物理的なサイズ等の問題から[[搭載量>ペイロード]]が限られている機体に、出来るだけ多くの兵装を搭載しようとする場合などにはそれなりのメリットがあると考えられるが、効率よく運用するには、「ハンター」と「キラー」の稼働率を可能な限り同一に近づけられるような整備技術が要求されるのが難点でもある。
**例 [#k1d266e3]
:[[湾岸戦争]]における[[ワイルドウィーゼル]]任務|ハンターは[[F-4G>F-4]]。[[地対空ミサイル]]の[[レーダー]]波を探知する。~
キラーは[[F-16]]。ハンターからの指示を受けて[[AGM-88]]を発射し[[地対空ミサイル]]を破壊する。
:1940〜1950年代の米[[空母>航空母艦]]航空隊における[[対潜哨戒>偵察]]|[[TBM「アベンジャー」>TBF]][[雷撃機]]を転用した[[哨戒機]]を2機用意。~
このうち1機に[[ソナー]]を搭載してハンターとし、もう1機に[[爆雷]]を搭載してキラーとする。~
単機で探知・攻撃の両方ができる[[S-2]]の登場により廃れた。


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