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*&ruby(こーるどろーんち){【コールドローンチ】}; [#d92fddc9] Cold launch.~ [[ミサイル]]やロケットの発射方法の一つで、発射時に[[エンジン]]に点火させず、発射機からは圧搾空気や高圧ガスで弾体(またはロケット)を空中に打ち出し、空中でエンジンを始動して飛翔させるもの。~ 当初、潜航中の[[戦略潜水艦]]が海中から[[弾道ミサイル]]を発射するための方式として開発された。~ ~ 発射機に据えつけられた状態でエンジンを始動する「ホットローンチ」方式に比べて、次のような利点があるとされている。~ [[ミサイル]]やロケットの発射方法の一つ。~ 圧縮空気・高圧水蒸気・[[装薬]]などを用いて弾体を発射した後、空中で[[ロケットエンジン]]に点火する事。~ ~ 発射機で直接[[ロケット>ロケットエンジン]]に点火する「ホットローンチ」方式に比べて、次のような利点があるとされている。~ -[[潜水艦]]で使用した場合、浮上せずに海中からミサイルを発射できる。~ このため、発射のギリギリの瞬間まで攻撃の意図を隠し通せる。 -発射機がエンジンの燃焼ガスを浴びることが少ないため、再利用が容易になる。 -(ある程度の初期速度が与えられた状態で[[エンジン]]を始動するため)静止状態から初期加速までに必要な[[推進剤>燃料]]を節約できる。 -小型の[[対戦車ミサイル]]や[[地対空ミサイル]]では、排気炎による[[赤外線]]放射を抑えることができ、閉所からの発射を容易にしたり射手の位置を露呈しにくくしたりすることができる。 -初期加速を外部から行うため、必要な[[推進剤>燃料]]を多少節約できる。 -排気炎を抑え、閉所からの発射を容易にする。~ これは小型の[[対戦車ミサイル]]や[[地対空ミサイル]]においては利点となる。 -[[赤外線]]放射を抑え、射手の位置を露呈しにくくする。