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*&ruby(えーりっひ・はるとまん){【エーリッヒ・ハルトマン】}; [#t65fc85d]
Erich Hartman(1922年生〜1993年没)~
Erich Hartman (1922-1993)~
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[[第二次世界大戦]]時の[[ドイツ空軍>ルフトバッフェ]]トップエースであり、歴史上最も多くの航空機を撃墜した[[パイロット]]。愛称は「ブービー((Bubi:坊やの意。))」。~
活躍したのは1943年夏以降の対ソビエト戦で、[[格闘戦>ドッグファイト]]を避ける[[一撃離脱戦法>ヒットアンドアウェイ]]で1944年3月までの僅か1年で前人未到の300機撃墜を記録し、[[ソビエト空軍>ソ連軍]]から「ウクライナの黒い悪魔」と呼ばれた。~
生還することを信条としていたため、彼の部下を含めて無傷で戦い続けたことも興味深い。~
[[第二次世界大戦]]期の[[ルフトバッフェ]]に従軍した[[エースパイロット]]。~
歴史上、最も多くの航空機を撃墜した[[パイロット>エビエーター]]として知られる。~
愛称は「ブービー((Bubi:坊やの意。))」。~
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最終的に被撃墜は16回、撃墜数は352機に達し、今後も決して破られることが無いであろう世界記録(([[エースパイロット]]の項にもあるように、現代では[[航空機]]及び[[搭乗員>エビエーター]]の調達・養成コストが高騰したことと航空戦の複雑化、[[大量破壊兵器]]の登場で[[全面戦争>国家総力戦]]が起きなくなったことで、[[エースパイロット]]の生まれる余地がなくなっている。))を樹立した。~
活躍したのは1943年夏以降、ドイツ側が守勢となり始めていた東部戦線に配置されていたJG52戦闘隊で、プロペラスピナ部分に黒いチューリップの塗装がされた[[Bf109G-4/R6>Bf109]]に搭乗、部隊員と共同の[[一撃離脱戦法>ヒットアンドアウェイ]]主体の戦闘の結果、1944年3月までの僅か1年で前人未到の300機撃墜を記録した。~
航空戦史上、300機以上を撃墜したパイロットはハルトマンと、彼の同僚で上司の[[ゲルハルト・バルクホルン]]のみである。~
>相対する[[ソビエト空軍>ソ連軍]]はその機体塗装と頻繁に出現する地域から、彼を「ウクライナの黒い悪魔」と呼んだ。

あらゆる状況においても生還することを信条としていたため、彼の部下を含めて死者ゼロで戦い続けたことも特筆に値する。~
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最終的に被撃墜は16回、撃墜数は352機に達し、今後も決して破られることが無いであろう世界記録(([[エースパイロット]]の項にもあるように、現代では[[航空機]]及び[[搭乗員>エビエーター]]の調達・養成コストが高騰したことと航空戦の複雑化、[[大量破壊兵器]]の登場で[[全面戦争>国家総力戦]]が起きなくなったことで、[[エースパイロット]]の生まれる余地がなくなっている。))となった。~
この時、ハルトマンは弱冠23歳であった。~
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戦後はソビエトで10年にわたる抑留生活を余儀なくされたが、1955年10月に帰国し、家族との再会を果たした。~
その後、1956年に[[西ドイツ空軍>ルフトバッフェ]]に参加、[[航空団]]司令などを歴任していたが、1970年には48歳という若さで現役を退いた((退役時の最終[[階級]]は[[空軍少将>少将]](退役時に大佐から名誉昇進)。))。~
(これは、当時空軍が検討していた[[F-104]]の導入に強く反対し、歯に衣を着せぬ批判を行ったことが空軍上層部の不興を買ったため、と言われる)~
戦後、彼はソビエトの[[捕虜]]となり、長い抑留生活を余儀なくされた。~
そして、終戦から10年後の1955年10月に帰国し、家族との再会を果たした。~
後の1956年には[[西ドイツ空軍>ルフトバッフェ#g5982188]]パイロットとなり、[[航空団]]司令などを歴任していたが、1970年には48歳という若さで現役を退いた((退役時の最終[[階級]]は[[空軍]][[少将]](退役時に大佐から名誉昇進)。))。~
(これは、当時[[空軍]]が検討していた[[F-104]]の導入に強く反対し、歯に衣を着せぬ批判を行ったことが空軍上層部の不興を買ったため、と言われている)~
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その後は一民間人として東西ドイツの統一を見届け、1993年9月20日に71歳で亡くなっている。~
その後は一民間人として1990年の東西ドイツ統一を見届け、1993年9月20日に71歳で亡くなっている。~
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関連:[[Bf109]] [[エースパイロット]] [[ゲルハルト・バルクホルン]]
関連:[[Bf109]] [[エースパイロット]] [[ゲルハルト・バルクホルン]]


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