- 追加された行はこの色です。
- 削除された行はこの色です。
*&ruby(はるしお){【はるしお】}; [#je2162ec]
SS583 "Harushio"~
[[ゆうしお]]型の後継として建造された、[[海上自衛隊]]の[[攻撃潜水艦]]。 [[海上自衛隊]]における完全複殻式[[潜水艦]]の最終進化形態である。~
[[ゆうしお]]型の構造を踏襲した改良型で、外見は似ているが、騒音対策、潜行深度、水中運動性、居住性などが改善され、排水量も200tほど増えて2450tになった。 一方で水中20ktの速力は健在である。~
[[ゆうしお]]の後期型で装備された水中曳航式ソナー([[TASS]])は標準装備となり、[[UGM-84]]や[[89式魚雷]]を発射可能な6門の533mm魚雷発射管を持っているため攻撃力も非常に高い。~
JS Harushio Class.~
~
本艦は通常型[[潜水艦]]としては世界最大級の大きさを誇り、搭載する装備は世界最高クラスであるため、航続力を除いた性能は米国の原子力潜水艦に匹敵すると云われている。 現在ではさらに高性能な[[おやしお]]型に取って代わられつつあるが、はるしお型の数は未だに多く、日本の生命線を守り続けている。~
ゆうしお型の後継として1990年代に建造された、[[海上自衛隊]]の（[[通常動力]]）[[攻撃潜水艦]]。~
うずしお型、ゆうしお型に続く第3世代対潜型潜水艦で[[海上自衛隊]]における完全複殻式[[潜水艦]]の最終進化形態である。~
~
SS583 はるしお~
SS584 なつしお~
SS585 はやしお~
SS586 あらしお~
SS587 わかしお~
SS588 ふゆしお~
SS589 あらしお（練習潜水艦としてTSS3601に変更）
ゆうしお型の構造を踏襲した改良型で、外見は似ているが、騒音対策、潜行深度、水中運動性、居住性などが改善され、[[排水量]]も200tほど増えて2,450tになった。~
一方で水中20ktの速力は健在である。~
ゆうしおの後期型で装備された[[水中曳航式ソナー（TASS）>ソナー]]は標準装備となり、[[UGM-84]]や[[89式魚雷]]を発射可能な6門の533mm[[魚雷]]発射管を持っているため、攻撃力も非常に高い。~
~
デビュー当時、本艦は[[通常型>通常動力]][[潜水艦]]としては世界最大級の大きさを誇り、搭載する装備は世界最高クラスであるため、航続力を除いた性能は[[アメリカ海軍]]の原子力潜水艦にも匹敵すると云われていた。~
しかし2000年代に入って以後、本艦を上回る能力を備えた[[おやしお型>おやしお]]や[[そうりゅう型>そうりゅう]]に代替され、2013年3月に最後の1隻となった「わかしお」が除籍。~
これにより、本艦型は練習潜水艦に改造された「ふゆしお」及び「あさしお」を除いてすべて退役となった。~
>その後、練習潜水艦になっていた「ふゆしお」が2015年3月に、「あさしお」が2017年3月に退役し、完全に姿を消した。
http://www4.plala.or.jp/klesa108/diary/20060506/ss2.jpg
**性能諸元 [#xf1af20e]
|艦種|はるしお型攻撃潜水艦|
|主造船所|[[三菱重工業神戸造船所>三菱重工業]]（SS-583、SS-585、SS-587、SS-589）&br;[[川崎造船神戸工場>川崎重工業]]（SS-584、SS-586、SS-588）|
|[[排水量]]&br;（[[基準>基準排水量]]/水中）|約2,450t/約3,200t|
|予備浮力|12.2％|
|全長|77.4m|
|全幅|10m|
|深さ|10.5m|
|[[喫水]]|7.7m|
|推進方式|ディーゼル・エレクトリック推進|
|[[主機関>エンジン]]|川崎12V25/25S V型12気筒4ストローク[[ディーゼル>ディーゼルエンジン]]×2基&br;主発電機×2基（出力2,840kW）&br;主電動機×1基（出力3,400ps（水上）/7,200ps（水中））|
|電源|蓄電池×480個|
|推進器|7翔式ハイスキュード・スクリュープロペラ×1軸|
|出力&br;（水上/シュノーケル時）|3,100ps/2,700ps|
|速力&br;（水上/水中）|12[[ノット]]/20ノット|
|乗員|75人（[[幹部>士官]]10名+[[海曹>下士官]][[士>兵卒]]65名）|
|船型|完全複殻式涙滴型|
|主兵装|HU-603B 533mm水圧式水中発射管×6門&br;（80式魚雷・89式魚雷、[[ハープーン>UGM-84]][[対艦ミサイル]]兼用、合計20発）|
|C4ISTAR|ZYQ-2B 潜水艦指揮管制装置（SCDS）|
|[[ソナー]]|ZQQ-5 統合式×1基（1〜3番艦）&br;ZQQ-5B 統合式×1基（4〜7番艦）&br;ZQR-1 曳航式×1基|
|[[レーダー]]|ZPS-6 対水上捜索用×1基|
|[[電子戦]]装備|ZLA-7 [[ECM]]|
|その他装備|[[赤外線]]探知装置、曳航式[[VHF]]ブイ、衛星通信受信装置など|
~
**同型艦 [#n468944e]
|CENTER:艦番号|CENTER:艦名|CENTER:起工|CENTER:進水|CENTER:就役|CENTER:除籍|CENTER:所属|
|CENTER:SS-583|はるしお&br;（JS Harushio）|1987.4.21|1989.7.26|1990.7.30|2009.3.27|CENTER:第1潜水隊群&br;第5潜水隊&br;（呉基地）|
|CENTER:SS-584|なつしお&br;（JS Natushio）|1988.4.8|1990.3.20|1991.3.30|2010.3.26|~|
|CENTER:SS-585&br;↓&br;TSS-3606((2008.3.7 艦籍変更。))|はやしお&br;（JS Hayashio）|1988.12.9|1991.1.17|1992.3.25|2011.3.15|CENTER:第1潜水隊群&br;第3潜水隊&br;↓&br;潜水艦教育&br;訓練隊&br;第1練習&br;潜水隊&br;（呉基地）|
|CENTER:SS-586|あらしお&br;（JS Arashio）|1990.1.8|1992.3.17|1993.3.17|2012.3.19|CENTER:第1潜水隊群&br;第6潜水隊&br;↓&br;第3潜水隊&br;（呉基地）|
|CENTER:SS-587|わかしお&br;（JS Wakashio）|1990.12.12|1993.1.22|1994.3.1|2013.3.5|CENTER:第2潜水隊群&br;第3潜水隊&br;↓&br;第6潜水隊&br;↓&br;第4潜水隊&br;（横須賀基地）|
|CENTER:SS-588&br;↓&br;TSS-3607((2011.3.15 艦籍変更。))|ふゆしお&br;（JS Fuyushio）|1991.12.12|1994.1.22|1995.3.7|2015.3.6|CENTER:第1潜水隊群&br;第6潜水隊&br;↓&br;第3潜水隊&br;↓&br;潜水艦教育&br;訓練隊&br;第1練習&br;潜水隊&br;（呉基地）|
|CENTER:SS-589&br;↓&br;TSS-3601((2000.3.9 艦籍変更。))|あさしお(([[スターリングエンジン]]など新装備の試験潜水艦としても運用されていた。))&br;（JS Asashio）|1992.12.24|1995.7.12|1997.3.12|2017.2.27|CENTER:第2潜水隊群&br;第6潜水隊&br;（横須賀基地）&br;↓&br;潜水艦教育&br;訓練隊&br;第1練習&br;潜水隊&br;（呉基地）|
~
