• 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
*&ruby(えっくすじゅうご){【X-15】};
アメリカ、[[ノースアメリカン]]が開発したロケット[[実験機]]。
*&ruby(えっくすじゅうご){【X-15】}; [#y6ec2ac9]
アメリカ・ノースアメリカン社が1950年代に開発したロケット[[実験機]]。~
マッハ6.7の有人飛行での世界最速記録を保持している。~
また、107,960mの最大到達高度記録も持っている。~
(当時、[[アメリカ空軍>USAF]]では高度50マイル(=約80km)以上を「宇宙」と規定していた((ちなみに、現在の国際航空連盟の解釈では「100km(約62マイル)以上」となっている))ため、同機に搭乗してこの高度域を突破した8人のテストパイロットに「宇宙飛行士記章」が与えられた)~
~
飛行する際は[[B-52]]等の大型[[爆撃機]]で有る程度の高度まで牽引してから[[ロケットエンジン]]に点火し、80秒から120秒ほど飛行する。
>同機が行った飛行実験は大きく二つに分かれており、一つは母機から離脱した後、ロケット推進で一定の高度を稼いだ後、緩降下を続けながらひたすら加速し続ける「高速飛行実験」。~
もうひとつは、母機から離脱後に急角度上昇して大気圏外にまで達し、その後、放物線軌道を描きながら降下して着陸するもの。

飛行する際は[[B-52]]等の大型[[爆撃機]]で有る程度の高度まで牽引してから[[ロケットエンジン]]に点火し、80秒から120秒ほど飛行する。その後は滑空しながらそりで着陸する。
着陸速度は360km/hにも達し、非常に長い滑走路長が必要で、アメリカ、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地に併設されている[[NASA]][[ドライデンフライトリサーチーセンター>ドライデン航空研究センター]]で実験が行われ、ロジャース乾湖を着陸地点として使用していた。
任務終了後は滑空しながらそりで着陸するが、着陸速度は(プロペラ機の飛行速度に匹敵する)360km/hにも達し、非常に長い滑走路長が必要だった。~
このため、実験はカリフォルニア州[[ロジャース乾湖]]に面する、エドワーズ空軍基地に併設の[[NASA]]ドライデンフライトリサーチーセンターで行われていた。


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS