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*&ruby(びーてぃーあーるななじゅう){【BTR-70】}; [#u1395e56]
[[ロシア陸軍]]で運用されている装輪式[[装甲車>APC]]。~
[[BTR-60PB>BTR-60]]の改良型に当たる。~
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車体はBTR-60より少し小さいが、エンジンが強化された為エンジン室が大型化、そのため兵員室は少し小さくなっている。~
車体後部にウォータージェット推進装置を装備しているほか、BTR-60と違い車体に消波器が設置されている。~
また、上部ハッチしかなかったBTR-60の欠点を改良し、第2・第3車軸の間に乗降用ハッチを増設した。~
しかし逆三角型の小型のもので実用的とは言えず、後部にエンジン室がある為後部から乗降できないという弱点は残った。~
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[[アフガニスタン侵攻]]で初めて実戦に投入されたが、そこで本車で採用していたガソリンエンジンが被弾時に発火しやすい弱点が露呈し、BTR-60共々「コレースヌィ・グロブ(燃える車輪付き棺桶)」と不名誉なあだ名をつけられた。~
また、側面ハッチは小型で狭いため、完全武装の兵士には使用しづらく、上面から出入りしようとした兵士はみすみす[[ムジャヒディン]]の餌食となり、根本的な改善とはならなかった。~
[[チェチェン紛争]]では[[装甲]]を厚くする対策を行ったが、市街戦の際に外部に取り付けられた[[増槽]]、ハッチ、機関室、砲塔等を携帯式[[対戦車ミサイル]]で狙撃され多大な損害を出した。~
[[チェチェン紛争]]では[[装甲]]を厚くする対策を行ったが、市街戦の際に外部に取り付けられた[[増槽]]、ハッチ、機関室、[[砲塔]]等を携帯式[[対戦車ミサイル]]で狙撃され多大な損害を出した。~
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これらの戦訓から、改良型の[[BTR-80]]はディーゼルエンジンを搭載し、側面ハッチを拡大している。
**スペックデータ [#faa29c37]
|乗員|2名+兵員9名|
|全長|7.53m|
|全高|2.23m|
|全幅|2.8m|
|戦闘重量|11.5t|
|懸架・駆動方式|8輪駆動|
|エンジン|ZMZ-49O5 4ストロークV型8気筒ガソリンエンジン×2基(出力120hp)|
|登板力|50%|
|超堤高|0.6m|
|超豪幅|2.0m|
|最大速度|80km/h(整地)&br;10〜15km/h(水上)|
|[[航続距離]]|400〜600km(増槽使用時)|
|[[装甲]]|車体前面:8〜10mm&br;側面:7mm&br;砲塔前面:6mm|
|[[装甲]]|車体前面:8〜10mm&br;側面:7mm&br;[[砲塔]]前面:6mm|
|携行弾数|500発(14.5mm機銃)/2,000発(7.62mm機銃)|
|兵装|KPVT 14.5mm重機関銃×1挺、PKT 7.62mm機関銃×1挺|
**派生型 [#cb09b7db]
-BTR-70 M1978:~
前期生産型~
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-BTR-70 M1986/1:~
後期生産型。[[ターレット]]の改良、装甲の強化などがされている。~
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-BTR-70MS:~
通信用車両。~
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-BTR-KShM:~
指揮官用車両。~
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-BREM:~
装甲回収車。~
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BTR-70Kh:~
[[化学兵器]]探知車両。~
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-SPR-2:~
ジャミング車両。~
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-AGS-17搭載型:~
AGS-17「プラミャ((Пламя:ロシア語で炎を意味する。))」[[グレネードランチャー]]を搭載する型。アフガニスタン侵攻で使用された。~
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-TAB-77:~
ルーマニアの[[ライセンス生産]]車両。エンジンを132馬力のディーゼルエンジンに換装している。~
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--TBR-77A 145M:~
指揮官用車両、乗員は3+7名。7.62mm同軸機関銃は撤去されている。 ~
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--TBR-77A B-77:~
1996年に発表された改良型。エンジンを250馬力のディーゼルエンジン1基に換装し、機関銃砲塔の射撃サイトを大型化している。乗員は3+8名。~
1996年に発表された改良型。エンジンを250馬力のディーゼルエンジン1基に換装し、機関銃[[砲塔]]の射撃サイトを大型化している。乗員は3+8名。~
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