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*&ruby(ふぁいぶまんくるー){【5マンクルー】}; [#m50138b2]
[[旅客機]]や[[貨物機]]等の大型機を、[[機長]]と[[副操縦士>副機長]]、[[航空機関士]]、[[航法員]]、[[航空通信士]]の5名で運行すること。~
~
過去の旅客機((搭乗する旅客が発受信する電報の取り扱いも行っていたという。))や[[軍用機]]に多く見られたが、現在では専門の[[航空通信士]]が搭乗している[[飛行機]]は殆ど無い((ただし、[[航空通信士]]の項にもあるように、[[捜索救難]]の分野や(政府中枢の緊急避難を想定した)[[政府専用機]]などでは航空通信士が乗り込むケースもある。))。
>現在、[[航空機]]の運航に必要な無線通信に関する業務は、[[操縦士>エビエーター]]などが別途、無線通信に関する資格((日本では総務省が所管する「航空無線通信士」または「航空特殊無線技士」の資格。))を得て行っている。
[[航空機]]の[[フライトデッキ]]の設計思想。~
[[旅客機]]・[[貨物機]]などの大型機を万全に運航するために乗員5名を持って充てる。

関連:[[2マンクルー]] [[3マンクルー]] [[4マンクルー]] [[航空通信士]] [[航法員]]
これは機械化・省力化が全く為されていない場合を想定した最も基本的な設計で、必要な乗員は以下の5名。

-[[機長]]
-[[副操縦士>副機長]]
-[[航空機関士]]
-[[航法員]]
-[[航空通信士]]

航空工学が未発達だった航空黎明期の概念であり、[[アビオニクス]]による省力化が進んだ現在ではほとんど見られない。~

**派生概念 [#q29b41e6]
:[[4マンクルー]]|上記の5マンクルーから[[航法員]]・[[航空通信士]]のどちらかが不要となったもの。~
:[[3マンクルー]]|[[航法員]]・[[航空通信士]]が両方とも不要となり、[[機長]]・[[副操縦士>副機長]]・[[航空機関士]]の3名で運行するもの。~
1981年に[[グラスコックピット]]が登場するまでは航空運輸業界の主流だった。
:[[2マンクルー]]|[[航空機関士]]も不要となり、[[機長]]・[[副操縦士>副機長]]の2名で運行するもの。1980年代以降の主流。~
[[管制]]の行き届かない貧困・過疎地域などでは[[機長]]1名のみでの危険な運航が強行されている場合もある。


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