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*&ruby(とりにんげんこんてすと){【鳥人間コンテスト】}; [#y597c1d6]
毎年7月、滋賀県彦根市の琵琶湖畔で開催されている、自作の[[滑空機]]及び人力[[飛行機]]の滞空距離・滞空時間を競う競技会。~
正式には「鳥人間コンテスト選手権大会(JAPAN INTERNATIONAL BIRDMAN RALLY)」と呼ばれている。~
2008年で32回を数え、いまではわが国に数少ない航空競技会の一つとして定着している。~
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主催は大阪の地上波テレビ局「読売テレビ放送(ytv)」で、その模様は毎年、同局が加盟しているNTV(日本テレビ放送網)系列のテレビ局でスペシャル番組として放映される。~
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元々は1970年代後半、同局が制作・放映していたスポーツアトラクションバラエティ番組「びっくり日本新記録」の中で~
元々は1970年代後半、同局が制作・放映していた視聴者参加型のスポーツアトラクションバラエティ番組「びっくり日本新記録」の中で~
「高いところからハンググライダーで飛び立ってどれだけの距離を飛べるか?」~
という競技の企画が持ちあがり、1977年夏に番組の企画として滋賀県近江八幡市の水泳場で開催されたのを始めとする((1980年から現在の彦根市へ会場が移っている))。~
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最初期に参加していた機体は、グライダーを改良したものがメインだったが、やがて[[パイロット]]が自転車のペダルをこぎ、チェーンで繋がった[[プロペラ]]を回して飛ぶ「人力プロペラ機」が登場。以後、飛行距離はどんどん伸びていくことになる。~
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2008年大会の競技種目は「滑空機」と「人力プロペラ機」とに分かれ、更に滑空機部門は機体に制限値がある「フォーミュラクラス」と制限のない「オープンクラス」(競技は両クラス混成で実施される)、人力プロペラ機は飛行距離を競う「ディスタンス部門」、一定距離の飛行時間を競う「タイムトライアル部門」に分けて開催された。~
>以前は、飛距離は不問で面白い飛び方を競う「コミックエントリー部門」や女性パイロットだけの種目、飛距離だけではなく、機体のデザインやコンセプトも含めた総合力を競う「チャレンジ部門」、人力[[ヘリコプター]]部門もあった。~

競技の基本ルールは、湖畔の水泳場に設置されたプラットフォームから飛び立ち、湖に着水するまでの飛行距離を争う。~
滑空機部門の場合、機体の飛行距離は最長でも数百m程度だが、人力プロペラ機部門では(条件次第で)30km以上も飛べる機体が登場することが稀にあるため、現在ではスタート地点から18kmで折り返すようにルールが定められている((2003年の大会で、現在の会場で可能な最長飛行距離である34kmという記録が出たことを受けて翌年から改正されたもの))。~
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鳥人間コンテスト選手権大会公式webサイト~
http://www.ytv.co.jp/birdman/index.html

**現在の競技種目 [#f4371894]
現在、同大会では以下に示す種目の競技が行われている。(2008年大会時点)

-滑空機部門~
以下の2クラスに分かれているが、競技は両クラス混成で行われている。
--フォーミュラクラス(機体設計に制限値あり)
--オープンクラス(制限なし)

-人力プロペラ機部門
--ディスタンス部門~
発進から着水までの飛行距離を競う。~
現在は2箇所の折り返し地点が設定されているため、最長50km前後のビッグフライトが期待される。
--タイムトライアル部門~
2006年の大会から新設されたもので、所定コースの飛行時間を競う。

なお、かつての大会では以下の種目も行われていた。

-コミックエントリー部門~
飛行距離は不問で、機体の外形や飛び方などの「面白さ」を競うもの。~
1979年〜1987年まで(1987年大会では中止)。
-女性パイロット(レディース)部門~
女性パイロットが操縦する機体同士で競うもの。~
1986年〜1990年及び1995年〜1996年まで。
-チャレンジ部門~
飛距離だけではなく、機体デザインや設計コンセプトも加味して総合的なできばえを競うもの。~
1997年〜1999年まで。
-人力[[ヘリコプター]]部門~
2001年〜2003年まで。(なお、2001年大会では「参考競技」として実施)~
プラットフォームからの安全な離陸ができなくなる恐れが考慮されたため、2004年大会から廃止。


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