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*&ruby(だいごれつ){【第五列】}; [#d2d4535e]
敵対勢力(平時の[[仮想敵国]]とされている国も含む)の支配下にある地域において、情報収集や煽動工作・(物理的な)破壊工作・要人[[暗殺]]などの後方攪乱に従事する要員(軍籍の有無は問わない)。~
敵対勢力および[[仮想敵国]]の支配下で[[スパイ]]活動・破壊工作・要人[[暗殺]]などの後方攪乱に従事する要員。~
軍籍の有無は問わないが、第五列であると公表されていない人員は普通[[非合法戦闘員]]とみなされる。~
特に戦時の場合、第五列であるとの疑いをもたれれば現地当局に拘束される危険性が高い
((拘束された人員の辿る末路は、どのような組織に拘束されたかによる。&br;  正規政府の諜報機関に拘束された場合、秘密取引や情報抽出の手段として徹底的に利用されるだろう。&br;  一方で[[テロリスト]]に拘束された場合、残虐な方法で殺害され、時には死体がネット上に公開されるだろう。&br;  何にせよ、拷問を受けずに済む事はまずないし、生還の望みも多くはない。))。~
~
以下のような人物が当てはまると考えられる。~
-諜報機関の要員(狭義の[[スパイ]])
-在外公館の職員(外交官・[[駐在武官]])
-[[諜報>スパイ]]機関の要員
-在外公館の職員・外交官・[[駐在武官]])
-後方攪乱の命を帯びて潜入した[[特殊部隊]]の隊員
-敵対勢力に支配された地域で[[レジスタンス]]活動に従事する一般市民
-敵対勢力側に属しながら、公然ないし非公然的に協力者となる人物~
現地の政治・経済・文化に一定以上の影響力を行使できる人物((有力な政治家や高級官僚・財界人・学識経験者・[[ジャーナリスト>マスコミ]]など。))の中で、政権担当者の掲げる政治路線と異なる意見を持つ者を、脅迫や賄賂なども駆使して自陣営に引き入れ、味方にするもの(([[スパイ]]の項にもあるように、スパイが(仮想)敵国領内に潜入して活動する際には国籍の障害がつきまとう(外国人はそれだけで警戒対象となり得る)ので、実際の活動は(脅迫や賄賂なども駆使して味方につけた)現地人、あるいはその地の出身者に頼る面が大きい。))((国家レベルでこの工作に成功すれば、その国の外交路線を「(自国に対する)宥和政策」に転換できたり、自国軍の当該国領内への無血進駐や無害通行権を獲得できるなど、大きなメリットが得られる。))。~
-脅迫・賄賂などで敵対勢力に転向した現地出身者の[[スパイ]]
-ロビー活動や宗教・思想・民族などの理由で敵対勢力に傾倒している有力者((政治家、官僚、富豪、学者、[[マスコミ]]関係者など。&br;  一般に「外交」と呼ばれる職務はこうした転向者を作り出し維持する事を主な手段とする。&br;  また、こうした転向者の存在は歴史上、宗教・思想・民族が政府によって[[弾圧>テロリズム]]される主要な理由でもある。))

この言葉は、1930年代のスペイン内戦の際、反政府軍のエミリオ・モラ将軍がラジオ放送で~
「我々は4個軍団をマドリードに向け進軍させている。人民戦線政府が支配するマドリード市内にも我々に共鳴する『''5番目の軍団''』が戦いを始めるだろう」~
と発言したのが起源といわれている。~
~
**語源 [#fd197c21]
「第五列」という言葉の起源は1930年代のスペイン内戦という説が有力。~
反政府軍のエミリオ・モラ将軍がラジオ演説で行った以下の発言が最初の言及だとされる。~

 我々は4個軍団をマドリードに向け進軍させている。
 人民戦線政府が支配するマドリード市内でも我々に共鳴する『5番目の軍団』が戦いを始めるだろう。


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