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*&ruby(ひっととぅーきる){【ヒットトゥーキル】}; [#ib362764]

Hit-to-kill.~
[[ミサイル]]などの弾頭に衝撃信管を使用し、目標物に接触後搭載[[爆薬]]を炸裂させる方式。~
衝撃信管。何かに激突した時点で炸裂するように設計された[[爆薬]]の信管、およびその方式の爆薬を搭載した[[ミサイル]]、[[爆弾]]、砲弾などの事。~
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目標物に接触後の爆破になるため目標物を確実に破壊できる反面、誘導するミサイルの性能がよくないと(目標を逸れて)爆発に至らない可能性もある。~
爆発すれば必ず爆心地に直撃するため、命中した場合の破壊力は他の方式より圧倒的に高い。~
特に[[成形炸薬弾]]はその性質上、直撃しなければ装甲貫徹能力が全く発揮されないため必ず衝撃信管を用いる。~

しかし直撃しなければ爆発しないため実質的な命中精度は低くなり、[[ミサイル]]・[[高射砲]]・[[間接砲撃]]など、命中率に問題を抱えている場合には向かない。~
また、直撃しなくても爆風や破片だけで十分に有効な[[榴弾]]、[[焼夷弾]]などにも向かない。~
このような場合には直撃しなくても近づいただけで起爆して爆発に巻き込む[[近接信管]]を用いる事が多い。
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対空ミサイルは[[戦闘機]]の激しい機動によってかわされる可能性があるので[[近接信管]]を使用し、ミサイルの破片を浴びせることによって撃墜に追い込む。~
[[弾道ミサイル]]をターミナルフェイズにおいて撃墜する[[パトリオットミサイル>MIM-104]](PAC3)はこの方式を採用していたが、命中精度が著しく悪かったため、改良後は近接信管に変更されている。


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