【VTOL】(ぶいとーる)

Vertical Take Off and Landing. (垂直離着陸)

離着陸時にホバリングを行い、前進を伴わず垂直に上昇・下降する事が可能な固定翼機
通常、ヘリコプターには言及されない。

滑走路を必要としないため、通常の固定翼機ではとても運用できない場所でも運用できる。
例としては軽空母強襲揚陸艦、地方の小さな空港などがあげられる。
ただし完全なVTOL能力の保有は技術的に困難なため、より限定的なSTOVLが現在の主流となっている。

実現のためには、以下のいずれかの機構を搭載している必要がある。

  • 仰角90度以上の可動域を持つ推力偏向ノズル
  • 仰角90度以上の可動域を持つティルトローター
  • 真下向きに固定された離着陸専用エンジン(リフトジェット・リフトファン)

どの場合でも固定翼機は構造的にホバリングが困難で、大量の燃料を浪費する。
加えて、静止状態から巡航速度まで加速するにも長い時間がかかるため、交戦中のホバリングは原則的に禁止される。

関連:ハリアー Yak-38 Yak-141

IMG_2303.jpg


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS