【TNT】(てぃーえぬてぃー)

Tri-Nitro-Toluene(トリニトロトルエン)

爆薬の一種。化学式C7H5N3O6、示性式C6H2CH3(NO2)3、分子量212。
現存する爆薬としてはもっとも代表的で、爆弾の衝撃力の基準としても利用される。

例えば、水素爆弾ツァーリ・ボンバ?の破壊力は50メガトン級。
これはつまり、TNT50メガトン(5000万トン)の一斉起爆とほぼ等しい衝撃波が発生する事を意味する。

化学的安定性が高く、衝撃や摩擦に強い。
小銃弾程度の力学的衝撃、火にくべた程度の温度衝撃では起爆しない*1
着火には信管が必須。また、水中でも起爆が可能。


*1 120mm滑腔砲弾の直撃を受けたり、完全に密閉した上で着火するとさすがに起爆する恐れがある。

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