- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- SA-11 へ行く。
- 1 (2004-06-29 (火) 12:49:34)
- 2 (2004-11-05 (金) 20:09:17)
- 3 (2004-11-17 (水) 17:33:58)
- 4 (2004-11-17 (水) 17:39:38)
- 5 (2007-09-12 (水) 22:31:19)
- 6 (2008-06-19 (木) 22:31:19)
- 7 (2008-07-09 (水) 14:37:36)
- 8 (2009-02-25 (水) 15:12:29)
- 9 (2010-01-27 (水) 01:43:52)
- 10 (2013-05-28 (火) 23:10:51)
- 11 (2013-09-10 (火) 03:38:52)
- 12 (2014-04-22 (火) 19:23:13)
- 13 (2017-12-13 (水) 19:19:46)
- 14 (2023-05-19 (金) 10:23:23)
【SA-11】 †
SA-10グランブル・SA-12グラディエーター/ジャイアントとともに、現在ロシア軍の主力である中射程地対空ミサイル。
NATOコードは「SA-11ガドフライ」、ロシアでは「9K37
開発は1970年代に行われ、旧式でそれまで軍および方面軍レベルで配備されてきた2K11「クルーグ」(SA-4ガネフ)の後継機種として開発された。
当初は順調に開発が進んだが、車両構成等のシステム開発段階に大きな時間を費やし、結局量産が開始されたのは1980年代後期になってしまった。
SA-11の車両構成は、9A310自走発射機・9S470連隊指揮車・9S18「
9A310発射機はSA-12と同じキャタピラ走行で、MT-S装軌式牽引車の派生型であるGM-569A装軌式車両の車体上部に、4発の9M38M1ミサイル(他にもバージョンあり)を装備する起倒式の全周旋回ランチャーを搭載している。
9M38M1ミサイルはセミアクティブレーダー誘導で、高度22,000mまで到達でき最大射程は35km。推進燃料は固体推進薬を使用している。
目標の方も、弾道ミサイル以外の航空機やヘリコプター、巡航ミサイルに対して交戦可能である。輸出の方はフィンランド・シリア・旧ユーゴスラビアへ輸出されたが、今のところ実戦での使用例は無い。
輸出型は「
性能諸元(発射機) †
全長:9.30m
全幅:3.25m
全高:3.80m
戦闘重量:32.4t
エンジン:V-6 4ストローク直列6気筒液冷ディーゼル・エンジン(出力240hp)
最大速度:65km/h(路上)
航続距離:350km
装甲厚:9mm(車体前面)
携行弾数:4発
乗員:4名
兵装:9M38地対空ミサイル4連装発射機1基
生産台数:不明
性能諸元(ミサイル) †
全長:5.50m
直径:0.40m
翼幅:0.86m
弾頭重量:70kg
発射重量:690kg
有効射程:3000〜32000m
有効射高:25〜22000m
推進方式:固燃ロケットモーター
誘導方式:セミアクティブレーダー誘導
SA-11グランブルのバリエーション †
- 9K37ブーク(SA-11):量産型、輸出でもロシア軍と同等の物を使用している。
Photo:Ukraine Department of Defense