【R-1340】(あーるせんさんびゃくよんじゅう)

P&W R-1420 "Wasp".

アメリカのプラット&ホイットニーで開発・製造された航空機用空冷星型エンジン。
原型は1926年に開発され、空冷星型エンジンの技術を確立し、その後の「ワスプ」シリーズの礎として非常に多くの機体に用いられた。
派生型も生産され、F4U「コルセア」P-47「サンダーボルト」F6F「ヘルキャット」など、多くの航空機に搭載された。

性能緒元

R-1340「ワスプ」
タイプ空冷星型9気筒
ボア146mm
ストローク146mm
排気量22.02L
全長1,119mm
直径1,305mm
空虚重量365kg
出力542hp(404kW)(2,200rpm回転時、高度1,525m)
バルブ機構2オーバーヘッドバルブ
過給器定速式遠心圧縮機(減速比10:1)
燃料系統2バレルストームバーグ・キャブレター
燃料80オクタン価ガソリン


派生型

  • R-1340「ワスプ」:
    原型モデル。
    P-26?DHC-3?T-6などに搭載。

  • R-985「ワスプ・ジュニア」?
    R-1340の縮小モデル。全長1,057mm、直径1,162mm、重量277kg。
    ビーチクラフト? スタッガーウィング?ロッキードL-10?ヴォート?OS2U?などに搭載。

  • R-1830「ツインワスプ」?
    複列14気筒モデル。
    F4FSBDTBD?B-24PBY?DC-3/C-47などに搭載。

  • R-1535「ツインワスプ・ジュニア」?
    R-1830の縮小モデル。
    F2F?SBC?SB2U?などに搭載。

  • R-2800「ダブルワスプ」?
    複列18気筒モデル。
    P-47F4UF6FF7FF8FB-26などに搭載。

  • R-4360「ワスプ・メジャー」?
    四重星型28気筒のワスプシリーズ最終モデル。
    B377B-50B-36TB2D?などに搭載。


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