【LCF】(えるしーえふ)

  1. Low Cost Fighter(低コスト戦闘機)。
    1970年代、アメリカ空軍が立案した小型戦闘機の開発計画。
    当初は「LWF」(軽量戦闘機計画)と呼ばれていた(立案の経緯についてはLWFの項を参照のこと)。

    この計画による競争試作に、ジェネラル・ダイナミクス(現ロッキード・マーチン)社はYF-16を、ノースロップ社はP530「コブラ」(YF-17)を以って参加。
    評価の結果、ジェネラル・ダイナミクス社の案がF-16として採用された*1

  2. Low Capability Fighter(低能力戦闘機)。
    1項のLCF計画に対する皮肉の意味を込めた隠語。
    しかし、そのような揶揄を受けつつ世に送り出されたF-16は、極めて高い潜在能力を評価されて数々の派生型を生み出し、アメリカを代表する優秀なマルチロールファイターとして大成している。

関連:戦闘機マフィア


*1 この時不採用となったYF-17は、後に海軍艦上戦闘攻撃機として採用し、F/A-18となっている。

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