【KLMオランダ航空】(けいえるえむおらんだこうくう)

概要
創設1919年
ハブ空港アムステルダム・スキポール空港
マイレージサービスFlying Blue*1
保有機材数107機
同盟スカイチーム
スカイチーム・カーゴ(KLMカーゴが加盟)
航空会社コードIATA:KL
ICAO:KLM
コールサインKLM(ケイエルエム)
本拠地オランダ王国 アムステルフェーン市

Koninklijke Luchtvaart Maatschappij*2(蘭)/KLM Royal Dutch Airlines(英).

オランダ王国第一の航空会社で、同国のフラッグキャリアと認知されている企業。
創設時から同じ社名で存在する、現存する会社としては世界最古の歴史を誇る航空会社でもある。

もとは第一次世界大戦後の1919年、オランダ陸軍航空隊出身のアルベルト・プレスマン氏が、オランダ政府やウィルヘルミナ女王の援助を受けて創設した会社である。
翌1920年、ロンドン〜アムステルダム間に初就航。
以後、欧州路線の他に当時の植民地であったインドネシア*3やオランダ領アンティル*4などへの路線を開設するなど拡張を続けたが、第二次世界大戦ですべての機材を失ってしまう。

戦後、アメリカの援助を受けて1951年にはオーストラリアを除くすべての大陸への路線網を復活、12月には日本にも乗り入れている。

この間、1947年にはオランダ領インドのフラッグキャリアだったKNILM(オランダ領インド航空)*5の路線や機材を引き継いだが、同地がインドネシアとして独立するにあたり、新たに同国のフラッグキャリアとなったガルーダ・インドネシア航空に引き継がれている。

現在はフランス共和国のフラッグキャリアであったエールフランスと持ち株会社方式で経営統合され、一つのグループとして運営されている。

日本では成田空港関西国際空港にアムステルダムから乗り入れている*6

使用機材

機種機数備考
エアバスA33013機200型8機、300型5機を運用。
ボーイングB73758機700型18機、800型25機、900型5機を運用。
ボーイングB747-40020機標準型4機、400M型16機を運用。
順次退役予定*7
ボーイングB77729機200ER型15機、300ER型14機を運用。
ボーイングB78710機-9型。
エールフランスとの共同発注。*8
ボーイングB747-400ERF3機貨物機。KLMカーゴが運用。

今後導入予定の機材


*1 エールフランスとの共用プログラム。
*2 オランダ語で「王立航空会社」の意味。
  このため、オランダ王室のメンバーも専用機として当社の機材を用いている他、現国王のウィレム=アレクサンダーは皇太子時代より、副業として子会社のKLMシティホッパーで副操縦士として勤務していた。

*3 当時の世界最長路線でもあった。
*4 現在は解体され、キュラソー、シント・マールテンの二自治領とオランダ本国に編入されたBES諸島に分割されている。
*5 なお、同社と当社の間には資本的関係はなかった。
*6 かつては羽田空港福岡空港にも乗り入れていた。
*7 標準型は2020年までに退役予定。
*8 この他に4機を発注。

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