【C-5】(しーご)

Lockheed C-5 Galaxy
ロッキード社がC-133「カーゴマスター」の後継として開発した大型ジェット輸送機
高翼式の主翼とT字形尾翼が特徴で、メインギアの低圧タイヤの数を28個にし、特に補強した滑走路を必要としない機体となった。
また、着陸装置にはニーリングと呼ばれる伸縮機構を装備し、床位置を下げる事により搭載作業の効率化が図られている。

1969年12月から納入が開始されたが、納入後に主翼の構造強度が不足していることが判明し、全生産機が翼面荷重を抑えるため、最大搭載量80%の搭載制限措置が取られた。
後に、アルミニウム合金を使用した主翼の改設計などを行ったC-5Bが生産され、A型もB型と同等の改修が行われた。

積載能力としては、M1A1戦車およびパトリオット地対空ミサイル発射機 2輌、M2A2/M3歩兵戦闘車 6輌(増加装甲などを外し、20tまで軽量化した場合。実際は4〜5輌)、ストライカー装甲車 7輌、HMMWV多目的車 14両、M270MLRS」 4両、AH-64またはUH-60 6機のほか、MH-53F-16も分解・折り畳みによって搭載が可能である。

1976年のベレンコ中尉亡命事件で、百里基地MiG-25を輸送したのも当機である。
かつては、アメリカ軍の装備品の98%を輸送可能と言われた機体だったが、近年はC-17がその任をともに担いつつある。

関連:B747 An-124

スペックデータ

乗員8名(通常時、最小4名)(操縦士、先任操縦士、副操縦士航空機関士2名、ロードマスター3名)
兵員360名
全長75.54m
全高19.85m
全幅67.88m
主翼面積576.0
空虚重量169,643kg
最大離陸重量379,657kg
最大ペイロード118,387kg
機体内燃料容量193,642リットル
エンジンGE TF39-GE-1Cターボファン推力191.2kN)×4基
速度
(最大/巡航)
496kt/440kt
海面上昇率564m/min
実用上昇限度10,895m
航続距離2,982nm(ペイロード最大時)


派生型

  • C-5A:
    初期生産型。81機生産。後にB型と同等の改修が実施された。

  • C-5B:
    GE TF39-GE1Cエンジンへの換装やアビオニクスの改良、機体強度の強化を施した型。50機製造。

  • C-5C:
    船舶運搬用に改修されたほか、NASAの大型貨物輸送任務のために製作された型。
    2機製作され、運用は空軍が行っている。

  • C-5M「スーパーギャラクシー」:
    A型とB型の近代化改修型。
    グラスコックピットや最新の航法・通信システムを導入し、エンジンをGE CF6-80C2への換装が行われている。
    2006年5月16日に初号機がロールアウトし、順次更新が行われる予定である。


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