【B757】(びーななごーなな)

Boring B757.

1980年代にボーイング社が開発・生産した中距離向け双発ジェット旅客機
B727の後継として、B767とほぼ同時に開発に着手されたものである。

B767がセミワイドボディ機であるのに対し、B757はナローボディ機となっており、コックピットB767とほとんど同一の構造となっているため、操縦資格が共通している。

2001年の9.11事件では、このことがテロリストに利用され、B767と共に被害機となってしまった。

日本の航空会社では1機も導入されなかったため、馴染みの薄い機体に思われるが、欧米の航空会社では数多くの機体が運用されている。

2004年10月28日に最終号機(通算1050機目)を中国の上海航空へ納入したのを機に生産を終了した。
http://www.boeing.jp/2004/102804.htmlを参照)
以後はB787に役目を譲ると思われる。

ボーイング社・B757Link http://www.boeing.com/commercial/757family/

関連:B767 ETOPS

スペックデータ

下記のデータは、エンジンとしてプラット&ホイットニー社・ロールス・ロイス社の2通りが存在し、運用によっても変わるため、あくまで目安である。

初飛行1982/02/19(757-200)
1986/04/08(757-200ER)
1987/08/13(757-200PF)
1988/07/15(757-200M)
1998/08/02(757-300)
乗員2名(機長副操縦士
乗客1クラス181名/2クラス202名(757-200)
1クラス200名/2クラス228名(757-200SR)
1クラス280名/2クラス243名(757-300)
全長47.3m(757-200/200PF)
54.5m(757-300)
全高13.6m
全幅38m
胴体幅3.76m
キャビン横幅3.54m
最大離陸重量105t(757-200)
115t(757-200SR)
124t(757-300)
エンジンロールス・ロイスRB211またはP&W PW2037型・PW2040型かPW2043型 ターボファン×2基
巡航速度M0.80
航続距離4,500km(757-200)
7,400km(757-200ER)
6,300km(757-300)

派生型

  • B757-200(B757の基本型)
    • C-32(アメリカ空軍のVIP輸送機)
  • B757-200ER(B757の航続距離延長型)
  • B757-200F(貨物専用機(Freighter)バージョン。-200ER改造)
  • B757-200PF(米国向け小型貨物専用機(Package Freighter)バージョン。-200ER改造)
  • B757-200M(貨客両用(Combi)バージョン。-200ER改造)
  • B757-300(B757-200の胴体延長型)

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