【B747-400D】(びーななよんなな よんひゃくでぃー)

ボーイング社のB747-400を日本の国内線向けに改修した機体。
日本の航空会社2社しか発注・運用していないが、747シリーズで最多の569名の乗客を輸送することが出来る。
400の後についているDは“Domestic”の略称である。

国内線の主要な施設を改修せずに運航させるうえで、主翼を300型までの翼幅と同じ長さにするためにウイングレットを含めた延長部分を取り外した。燃費を向上させるウイングレットまで取り外したのは、短時間の飛行のために燃料に対するメリットがほぼ見込めないためである。同様に水平尾翼内の燃料タンクも省略してある。

また離発着回数の増加に対応させるために主脚の構造、主脚の放熱機構、大気圧の変化による疲労を考慮したドア周りの構造を強化、前述の燃料タンクの省略と合わせて、日本国内線の短距離飛行・高稼働率に対応できる機体となった。

以上のように改修・設計変更した機体ではあるが、海外への長距離飛行のために元の400型と同様の仕様に、数回のみ復帰可能である。

関連:B747SR

http://www4.plala.or.jp/klesa108/temp/b747-400d.jpg


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