【A350】(えーさんごーまる)

Airbus A350.

2004年12月10日にエアバス社が開発を発表した中型双発ジェット旅客機
当初、ボーイング社製のB787に対抗しうる機種として、A330をベースに開発することとなっていたが、ユーザーから「これではA330の焼き直しに過ぎない」という批判があり、B787に比して受注が伸び悩むこととなった。

その後、エアバス社は当初の設計を大幅に改めた「A350XWB*1」を発表。
2013年5月に試作初号機がロールアウトし、ローンチカスタマーとなるカタール航空には2014年12月に量産1号機が引き渡されている。

スペックデータ

タイプA350-800A350-900A350-900RA350-900FA350-1000
乗員2名(機長副機長
乗客数
(3クラス/2クラス)
270名/312名314名/366名310名/--350名/412名
貨物搭載量-90t-
全長60.7m67.0m74.0m
全高16.9m
胴体幅596cm
キャビン559cm
最大離陸重量248t268t298t
最大燃料搭載量129,000L141,000L-156,000L
エンジンロールス・ロイス トレントXWBターボファン×2基
エンジン推力74,000lb83,000lb92,000lb
就航速度M0.85
航続距離15,400km15,000km17,600km9,250km14,800km


A350の派生型

  • A350-800:
    基本の短胴型。2016年5月計画中止*2
    3クラスで270座席、航続距離15,400km。

  • A350-900:
    A350-800の胴体延長型。
    3クラスで314座席、航続距離15,000km。

  • A350-900R:
    A350-900のエンジン出力を上げ、最大離陸重量を増やして燃料搭載量を増した超長距離型。

  • A350-900F:
    A350-900の貨物機型。

  • A350-1000:
    3クラスで350座席、航続距離14,800km。


*1 Extra wide Bodyの略。
*2 A330の派生型A330-900neoと機体規模が重複するため。

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