【A320】(えーさんにーまる)

1980年代半ばにエアバスインダストリーが開発した双発旅客機で、旅客機としては世界で初めてフライバイワイヤーサイドスティックを搭載した機体である。
また、機体が構造的および力学的な限界を超え、飛行が可能な領域を逸脱することが絶対起こらないようにするための保護を加えるなどの配慮が行き届いており、A330以降の旅客機にも導入されている。

画期的な設計で航空業界に新風を巻き起こしたが、就航して間もなくハイテク化の進んだシステムを使いこなすことができなかったために、幾度か墜落事故を発生させたこともある。

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スペックデータ

乗員2名(機長副操縦士
乗客2クラス150名(A320)
2クラス185名(A321)
2クラス124名(A319)
2クラス105名(A318)
全長37.57m(A320)
44.51m(A321)
33.84m(A319)
31.44m(A318)
全高11.76m(A320/A321/A319)12.56m(A318)
全幅34.09m
胴体幅外部:3.96m
内部:3.70m
基本空虚重量41.0t(A320)
47.7t(A321)
40.1t(A319)
38.4t(A318)
最大離陸重量73.5t(A320)
83.0t(A321)
64.0t(A319)
59.0t(A318)
エンジンバイパス比ターボファン×2基
CFMインターナショナル CFM56-5
インターナショナル・エアロ・エンジンズ(IAE) V2500(A320/321/319)
P&W PW6000(A318)
エンジン推力22,000〜27,000lb(A320)
30,000〜33,000lb(A321)
22,000〜27,000lb(A319)
21,600〜23,800lb(A318)
最大燃料搭載量23,860L(A320/319/318)
23,700L(A321)
貨物搭載量バルク37.41m³+LD-3-46/46W×7(A320)
バルク51.76m³+LD-3-46/46W×10(A321)
バルク27.46m³+LD-3-46/46W×4(A319)
バルク21.21m³(A318)
巡航速度M0.82
航続距離4,900〜5,700km(A320)
4,350〜5,600km(A321)
3,300〜6,800km(A319)
3,300〜6,000km(A318)

A320の派生型

  • A320
    135〜180席タイプの標準型。
  • A321
    A320の胴体を延長した機体で、A320ファミリーでは最も大型。
    166〜220席。
  • A319
    A320の胴体を短縮した機体。
    110〜145席。
  • A318
    A319の胴体をさらに短縮した機体で、A320ファミリーおよびエアバス旅客機では最も小型。
    100〜129席。
  • エアバス・コーポレート・ジェット?(ACJ)
    A319をベースとしたビジネス機。

参考リンク: http://www.airbusjapan.com/aircraft-families/a320-family/


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