【90秒ルール】(きゅうじゅうびょうるーる)

アメリカ連邦航空局(FAA)が定めた旅客機貨物機の安全基準のひとつ。
「機内の全非常用脱出口の半分以下を使って、事故発生から90秒以内に乗客・乗員全員が脱出できるような構造にすること」が骨子となっており、アメリカの航空機メーカーはこのルールを機体設計に取り入れることが義務付けられている。

2007年8月20日に那覇空港で発生した中華航空B737型機火災事故では、このルールをもとにした乗員の避難誘導により、乗客・乗員全員(165人)が火災発生から60秒前後で全員機外へ脱出、一人の死者も出なかった。


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS