【5分前精神】(ごふんまえせいしん)

かつての大日本帝国海軍において、将兵の日常生活上の心構えとして定められた「定刻を守るため5分前には準備を整え、作業に掛かれるようにせよ」という精神。
大東亜戦争後に設立された海上自衛隊にも、伝統として受け継がれている*1

また、海上保安庁幹部海上保安官を育成する「海上保安大学校」でもこの精神が訓練されている。

実際には、「5分前」を守るために「5分前の5分前」「5分前の5分前、そのまた5分前」と、定刻の10〜15分前には作業に着手できるようにすることを要求されているようである。


*1 このような「時間遵守」の精神は航空自衛隊でも「定時・定点・必達」として存在する(航空機の滞空時間に制限があることからの由来)。

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