【5マンクルー】(ふぁいぶまんくるー)

航空機フライトデッキの設計思想。
旅客機貨物機などの大型機を万全に運航するために乗員5名を持って充てるもの。

これは機械化・省力化が全く為されていない場合を想定した最も基本的な設計で、必要な乗員は以下の5名。

航空工学が未発達だった航空黎明期の概念であり、アビオニクスによる省力化が進んだ現在ではほとんど見られない。

派生概念

4マンクルー
上記の5マンクルーから航法員航空通信士のどちらかが不要となったもの。
3マンクルー
航法員航空通信士が両方とも不要となり、機長副操縦士航空機関士の3名で運行するもの。
1981年にグラスコックピットが登場するまでは航空運輸業界の主流だった。
2マンクルー
航空機関士も不要となり、機長副操縦士の2名で運行するもの。1980年代以降の主流。
管制の行き届かない貧困・過疎地域などでは機長1名のみでの危険な運航が強行されている場合もある。

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