【2マンクルー】(つーまんくるー)

旅客機貨物機等の大型機を、航空機関士を除いた機長副操縦士の2名のみで運行すること。

EICAS?ECAM?などのアビオニクスの開発・発展に伴い、従来の3マンクルー運行にて航空機関士が行っていた作業の一部がオートメーション化・高効率化されたことにより実現された。

高給取りなクルーを一名減らすことにより経費削減が可能なため、現在生産されている旅客機の殆どが採用している。
しかし、3マンクルーに比べて一人当たりの作業負担が重くなるため、コックピットの要員からは必ずしも歓迎されているわけではない。特に航空機関士本人からの反対は強い。

なお日本では2016年現在、定期航空路で運行されている機体の全てが2マンクルー化されており、航空機関士の資格は有名無実化されている*1

関連:3マンクルー 4マンクルー 5マンクルー 航空通信士 航法士


*1 現在でも航空法には「『構造上、操縦者だけでは発動機及び機体の完全な取扱いができない航空機』を飛行させる際には航空機関士の乗務が必要」という規定が残されている。

トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS