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【霹靂4】(へきれきよん) †

中国人民解放軍の試作中射程空対空ミサイル。
「霹靂4」の他に「PL-4」とも言う。

形はアメリカ軍のAIM-7スパローIII中射程空対空ミサイルに非常に良く似ており、一説では「コピー品（チャイニーズコピー）」と言う不確定情報がある。1984年までに50発以下が試作用に生産されたが、性能的にも満足が行くものではなかったため1985年に開発は中止された。
種類はセミアクティブレーダー誘導型の霹靂4甲（PL-4A）と、赤外線誘導型のPL-4B（霹靂4乙）の二種類がある。

霹靂4の主な種類 †

• 霹靂4甲（PL-4A）:セミアクティブレーダー誘導型。

• 霹靂4乙（PL-4B）:赤外線誘導型。
  

• 風雷7（FL-7）：PL-4ベースの対レーダーミサイル型。
  

霹靂4のカタログスペック †

• 霹靂4甲（PL-4A）
  全長：3.255m
  直径：190mm
  翼面：19cm
  弾頭：HE 33kg
  信管：衝突/近接
  推進装置：固体燃料ロケットモーター
  最大速度：M2.2
  射程：18km
  G限界：40G
  誘導方式：セミアクティブレーダー誘導
  

• 霹靂4乙（PL-4B）
  全長：3.128m
  直径：190mm
  翼面：19cm
  弾頭：HE 33kg
  推進装置：固体燃料ロケットモーター
  最大速度：M2.2
  射程：8km
  G限界：40G
  誘導方式:赤外線誘導
  

関連:AIM-7