【硫黄島】(いおうじま)

東京から南に約1200km離れた太平洋上にある島。

太平洋戦争中の昭和20年2月に、ここを戦略的拠点として占領しようとした米軍の上陸部隊約6万1千人・後方支援約22万人と、それを阻止しようとする日本軍約2万人との間で熾烈な戦闘が繰り広げられた。 
日本軍側は、物資の不足や立てこもっていた坑道内に発生する硫黄ガスなど様々な要因に苦しめられつつも、1ヶ月にもわたって徹底抗戦した。
結果、日本軍側は死者約2万1百人・負傷者約1千人、米軍は死者約6千8百人・負傷者約2万1千8百人と、両軍ともに多大な被害を出して占領される。
この攻防戦の後、米軍は島を整備して本州爆撃の中継基地として使用した。

終戦後も島はアメリカの統治下に置かれ、日本に返還されたのは昭和43年(1968年)6月26日のことであった。
現在は海上自衛隊および航空自衛隊の基地がある。

関連:太平洋戦争

参照:硫黄島探訪(http://www.iwojima.jp/


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