【雷撃機】(らいげきき)

航空魚雷で対艦攻撃を行うことを主任務とした軍用機で、攻撃機とも呼ばれる。
基本的には雷撃用艤装を施した専門機体だが、各種爆弾を装備して水平爆撃を行う場合もある。
後に急降下可能な強度を備え、急降下爆撃機としての能力をも持つ流星AD「スカイレイダー」などの統合機へと進化した。

1950年代頃までは対艦攻撃力の主力であったが、コンピュータの登場で爆弾の命中精度が向上、また、対艦ミサイルが出現したことにより、現在では水上艦艇攻撃用としては事実上存在しなくなった。

主な雷撃機

  • アメリカ
    • TBD デバステイター
    • TBF/TBM アベンジャー
    • AD スカイレイダー(兼艦上攻撃機

  • 日本
  • ドイツ
    • Fw190(試作のみ)
    • Fi167(少数のみ)
    • Ju87雷撃機改装型(実際には使用せず)
    • そのほか、Ju 88?・He 111・Do 217など、水平爆撃機の一部機体が雷装可能

  • イギリス
    • 陸上機
      • ヴィッカース ヴィルドビースト
      • ブリストル ボーフォート
      • ブリストル ボーファイターTF
  • 戦闘雷撃機
    • ブラックバーン ファイアブランド
    • ウェストランド ワイバーン
  • イタリア
    • フィアットG.55(試作のみ)
    • サヴォイア・マルケッティ SM.79
    • サヴォイア・マルケッティ SM.84
    • Z.506


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