【表面効果翼機】(ひょうめんこうかよくき)

Surface Effect Ship / Wing In Ground-effect vehicle

試験的に研究されていた飛行機の一種で、地形追随飛行を念頭におくもの。
飛行艇のそれを「水面効果翼船(Surface Effect Ship)」、陸上機を「地面効果翼機(Wing In Ground-effect vehicle)」として区別する事もある。

低空飛行のため墜落の危険性が高く、速度を高く取る事もできない。
一方、表面効果によって揚抗比を向上させ、燃料消費に比して多くのペイロードを搭載可能とする。
ただし地形障害に非常に弱く、波のない水面・広大な平原などといった特殊な地形でしか運用できず、研究は進んでいない。

見込まれている主な需要は、モンゴルなどの平原で用いる輸送機
また、高速鉄道としての応用も期待されている。従来の車両の代わりに、細長い表面効果翼機が平坦な線路上を疾走するものである。

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