【美保飛行場】(みほひこうじょう)

鳥取県境港市*1の弓ヶ浜半島に位置する、防衛省管理の共用飛行場
通称「米子空港」。愛称は「米子鬼太郎空港」。

航空自衛隊美保基地(JASDF Miho Air Base)の滑走路を民間機が共用する形となっており、航空管制は自衛隊が行っている。
そのため、山陰地区の飛行場で唯一航空管制が行われている*2飛行場でもあり、山陰観光の空の玄関口としての役割も果たしている。
また、この他に海上保安庁の美保航空基地(JCG Miho Air Station)及び陸上自衛隊美保分屯地(JGSDF Vice-Camp Miho)も併設されている。

本飛行場のルーツは、第二次世界大戦中の1943年に旧日本海軍舞鶴鎮守府により開設された飛行場である。
終戦後は日本国内の他の飛行場と同様、連合国軍*3により接収されていたが、1958年に日本に返還され、航空自衛隊の「輸送航空団*4」の基地となった*5
以後、航空自衛隊の輸送機基地と民間航空機が併存する軍民共用空港として現在に至っている。

空港情報

種別軍民共用
滑走路2,500×45(07/25)
3レターコードYGJ
4レターコードRJOH
ILSあり
設置・管理者防衛省(航空自衛隊)

駐留部隊

  • 航空自衛隊航空支援集団隷下
    • 第3輸送航空隊(隊司令は美保基地司令を兼務)
      • 飛行群(第403飛行隊(C-2を装備)および第41飛行隊(T-400を装備))
      • 整備補給群
      • 基地業務群
    • 航空保安管制群
      • 美保管制隊
    • 航空気象群
      • 美保気象隊
  • 陸上自衛隊中部方面隊隷下
    • 中部方面航空隊
      • 中部方面ヘリコプター隊第3飛行隊(CH-47JAを装備)
      • 中部方面管制気象隊第4派遣隊
    • 中部方面通信群
      • 第104基地システム通信大隊第312基地通信中隊美保派遣隊

所在の官公署航空組織

  • 国土交通省大阪航空局
    • 美保空港事務所
  • 海上保安庁
    • 第八管区海上保安本部

*1 敷地の一部は米子市にもまたがっている。
*2 島根県出雲市にある出雲空港?(出雲縁結び空港)には航空管制官が常駐しておらず、また、計器着陸装置も備えられていない。
*3 当初は英連邦軍→その後アメリカ軍
*4 現在の航空支援集団の前身。
*5 これより以前、1955年に本飛行場〜伊丹への定期便が開設されている。

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