【飛行神社】(ひこうじんじゃ)

京都府八幡市に所在する、航空事故の犠牲者や航空業界の功績者の霊を慰霊するための神社。
「玉虫型飛行器」を考案し、日本で初めて飛行原理の研究を行った*1二宮忠八(1866生〜1936没)により、1915年に創建された。

本神社には、祭神として饒速日命(ニギハヤヒノミコト)*2・国内外の航空事故犠牲者の霊*3などが祀られている。

余談ながら、一時期、伊丹空港のターミナルビルに本神社で祈祷された航空機用タイヤ(B747降着装置として用いられていたものと同型)が「航空安全祈願のモニュメント」として展示されていたことがある。


*1 しかし、実際の動力飛行はアメリカのライト兄弟による「フライヤー」に先を越され、実用化されることはなかった。
*2 「天磐船に乗りて大空を翔行り」との古事に基づき「航空祖神」とされている神。
  創建にあたり、大阪府交野市の磐船神社から勧請された。

*3 国内での事故の犠牲者については一人一人の名をあげて、国外での事故犠牲者については氏名を特定せずに合祀している。

トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS