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【避弾径始】 †
戦車などの装甲を、敵から見て斜めに見えるような角度に傾けて設置する事。
これによって砲弾などを角度に沿って滑らせ、貫通しにくくする。
弾頭が軽いほど弾丸が滑りやすいため、特に高速徹甲弾に対して有効である。
ただし、接触面が塑性流動*1を起こしてしまうほど高速な弾丸に対してはほとんど有効でない。
装甲を傾けた状態にしておくと、同じ厚さでも、真正面からに命中した場合に比べて貫通に必要な運動エネルギーが多くなる*2。
この恩恵は塑性流動が起きる場合でも有効なので、現代でも避弾経始が全く時代遅れになったわけではない。
特に、兵員輸送車や自走砲、偵察車などの軽装甲車両は、塑性流動が起きるほどの高速弾に撃たれることを想定していないため*3、避弾経始を特に重視する。
関連:装弾筒付翼安定式徹甲弾
*1 極端に強い圧力を加えた時、物体が破断されずに「液状化」して変形し、圧力が消えても元の形状に戻らなくなる現象。
*2 進入角が斜めになると、垂直な場合に比べて見かけ上の装甲厚が大きくなる。
*3 そのような弾頭は大抵主力戦車を貫徹するような兵器であるため、考慮するだけ無駄である。