【超音速巡航】(ちょうおんそくじゅんこう)

アフターバーナーを使わずに超音速飛行を持続すること。
従来はアフターバーナーを使用しなければ超音速飛行ができず、また使用すると数倍の燃料消費率に跳ね上がってしまう上に継続して使用ができず、平時、戦時ともに超音速飛行はあまり行われなかった。

F/A-22が搭載するF119エンジンは非常に推力が大きく、アフターバーナーを使用しなくても超音速で継続して飛行することが可能になった。
そのため F/A-22 の機体はマッハ1.5で高度40,000ftを飛行する際の抵抗を抑えることを優先したデザインとされている。
そしてミサイルの発射もこの速度域で行なうことを前提としているため、超音速飛行中のウェポンベイの開閉に伴う悪影響の試験も重点的に行なわれている。

また、高速飛行中にミサイルを発射すれば、ミサイルの射程の延伸を狙うこともでき、AIM-120 ミサイルの場合、通常の戦闘機の飛行領域であるマッハ0.9での発射に比べると約50%もの射程の延長が可能という。

しかし超音速飛行には衝撃波?がつき物であるため、人家などの存在する空域ではまず行われない。


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