【弾倉】(だんそう)

magazine

連発式の銃火器に於いて、2発目以降の弾薬を収めておく部品*1
様々な形状があり、以下代表的なものを挙げる。

  • ボックスマガジン
    箱型の弾倉で、拳銃・ライフル問わず主流。
    固定されたタイプと取り外せるタイプがあり、脱着式は再装填が容易な一方、個体差の精度への影響を嫌って固定式が好まれることも。
  • チューブラーマガジン
    細い筒状で、内部に弾薬が縦一列に納まる。
    散弾銃の様に、弾薬が大型でも全体的にスリムなフォルムに纏められる。
  • ドラムマガジン
    パンケーキのような厚みのある円盤状で、少々大きすぎるのが難点だが、弾数は圧倒的に多い。

火器の装弾数は弾倉の大きさに依存し、多弾数である程火器全体のサイズと重量が増す為「如何にして弾数を確保しつつコンパクトに造るか」が兵器設計者の悩みの種となる。
また兵器の故障率にも密接に関連し、造りが粗雑であれば給弾トラブルが頻発する。
この為、銃器メーカーが弾倉専門業者に製造を委託していたり、射場で撃ってみて弾倉を選別する射手がいたりと、実はかなり重要なファクターである。


*1 但し、機関銃の弾薬ベルトを収納する箱等は、普通「弾倉」とは呼ばない。

トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS