【第五列】(だいごれつ)

敵対勢力(平時の仮想敵国とされている国も含む)の支配下にある地域において、情報収集やサボタージュ・破壊工作・要人暗殺などの後方攪乱に従事する要員(軍籍の有無は問わない)。
スパイ駐在武官や後方攪乱の命を帯びて潜入した特殊部隊、敵対勢力に支配された地域でレジスタンス活動に従事する一般市民、もしくはそれらの協力者となる敵国住民などが当てはまると考えられる。

この言葉は、1930年代のスペイン内戦の際、反政府軍のエミリオ・モラ将軍がラジオ放送で
「我々は4個軍団をマドリードに向け進軍させている。人民戦線政府が支配するマドリード市内にも我々に共鳴する『5番目の軍団』が戦いを始めるだろう」
と発言したのが起源といわれている。


ちなみに後年、「第一列」〜「第四列」にも以下のような意味が割り振られたが、こちらはあまり広く使われてはいない。

  • 第一列 正面戦闘要員
  • 第二列 補給・輸送・医療・通信などの後方支援要員
  • 第三列 予備・後備役
  • 第四列 (軍籍にない)間接支援要員

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